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去る11日(土)、NHKBSで放送された『柳生一族の陰謀』、実に面白くてこれぞ時代劇の娯楽作品。
大満足の89分間。
あっという間に終わってしまった。
東映時代劇が蘇ったような錯覚。
60年前の少年時代、ワクワクしながら時代劇映画を見入っていた頃を思い起こすような感激。
昭和30年代の映画全盛期が想い起される。
もっとも、同名の東映映画は、1978年(昭和53年)に時代劇映画復活をかけて製作されたらしい。
東映が多くの期待感をもって製作、豪華キャストであった。
正にオールスターキャスト。
圧倒的迫力で冷徹・冷静な柳生宗矩を堂々と演じていた名優・萬屋錦之介さん。
その時も度肝を抜かれるラストシーン。
あれが忘れられない。
今回は令和の時代にリメイクされた同名時代劇。
主演の柳生宗矩を吉田鋼太郎さんがかなり気合を入れて演じていた。
令和の時代に吉田宗矩が蘇ってきた。
かなり気負い気味の面も見られるも、冷酷な一面を見せる宗矩を最後までかっこよく演じ切っていた。
かなりの出来栄え・・・グッド。
朝ドラ「ひよっこ」で売れない漫画家を演じていた岡山天音さん、三代将軍となった家光を懸命に演じていた。
もう少し気品が垣間見られても良かったけど・・・。
織田信長の妹・市の二女、徳川秀忠の正室・お江(於江与)を楽しそうに演じていた斉藤由貴さん、天国と地獄を味わう姿をも、見事に演じ切っていた。
本年の正月時代劇『そろばん侍・風の市兵衛』においても、同様な役柄を演じており、今回の於江与の演技と重なる部分もあった。
ハマり役になったかも・・・。
柳生十兵衛の溝端淳平さん、『立花登青春手控え』の立花登を好演していた印象が強く、今回の剣豪をどのように演じるのか興味深々だった。
やや優しい十兵衛だったが、良かった、よかった。
最後の対決もグッド。
当方には見知らぬ若手の男優、女優陣もおり懸命にそれぞれの役柄を演じていた。
物語の方は、一瞬たりとも画面から目を離すことができないものだった。
ただ、ただ、画面に引き込まれて見入っていた。
殺陣のシーンもふんだんにあり、アクションたっぷりのドラマ。
あっという間の展開、2時間枠でも良かったけど。
今一度、見てみたい。(夫)
[追 記]~あらすじ~
元和8年、二代将軍徳川秀忠が急死した。後継指名がないままでの将軍の死は徳川体制に動揺を与えると、幕閣・大奥の一部で秘密にされ隠蔽された。弟の忠長(荒井敦史)を推す声が高まる中、将軍家剣術指南役の柳生宗矩(吉田鋼太郎)は、剣術の弟子である家光(岡山天音)を将軍の座につかせるべく陰謀を張り巡らす。それは朝廷ばかりか息子の十兵衛(溝端淳平)ら柳生一族をも争いに巻き込む仁義なき戦いの始まりであった・・・!
(出典:NHK公式HP 抜粋)
(出典:NHK公式HP 抜粋)
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