きのう小学校の運動会までKちゃんを車で送っていったときのこと。
信号待ちをしているときだったろうか、「おかーさん、これ! これ!」とKちゃんが言うので、振り向いて窓の外を見ると、白いお地蔵様が数体、祠の中にいらっしゃる。しかも黒い絵の具?で目鼻などが描かれている。これは、もしかすると・・・。
「私、前からゆーてたやん、ここにめっちゃカワイイお地蔵様がいやはるて」
え? そんなカワイイか??と、内心つぶやきつつ、
「これ、化粧地蔵と違うかな? 白黒モノトーンやけど。おかーさん、初めてみたわ~。感激~!!」
化粧地蔵というのは、地蔵盆に子どもたちが絵の具でお地蔵さんを彩色するという、地域の伝統行事なのである。京都が発祥の地らしく滋賀県でも何カ所か見られるらしいが、私はつい最近apertureさんのブログ
「写真少年漂流記」で初めて拝見して知ったばかりである。(←トラックバック↓をご参照ください)
私も子どもの頃、地蔵盆がたいへんに愉しみだった。女の子は浴衣を作ってもらい、ふわふわしたパステルカラーの帯を結んでもらい、地域の集会所へ夕方から集まって、お菓子を食べたり、肝試しをしたりして、夜遅くまで子どもだけ(小学生対象行事)で!遊んだ。高学年の子が責任者となり、ちいさい子の世話を焼き、お楽しみ会(各自出し物をしたり、ゲームをしたり)を仕切った。
当日だけでなく、何日も前から「肝試し」の準備も極秘で行った。窒ナ骸骨を作ったり、お地蔵様周辺を飾る万国旗を描いたり、お菓子やジュースのセレクトや注文をしたり。当時は大人は田畑の仕事や家事のあれこれで忙しく、とても子どもの行事にまで手が回らなかったこともあり、子ども社会の中で、順送りにバトンを渡して行くシステムもあったので、結構子供会でいろいろと取り決め(学区の先生は参加している)、子どもだけでいろんなことをしていた。子どもだけ、というところが大事なのだ。
そんな地蔵盆だったが、お地蔵様に化粧は施さなかったなぁ。マニアックにサウジアラビアの国旗を書くのも楽しかったけれど、お地蔵様に化粧も面白そうだなあ。
さっきまで、地蔵マニアの方のブログなどを徘徊していて、子どもの手による化粧地蔵の破天荒な面白さ、あるいは、(たぶん)お母様の手による丁寧でマリー・ローランサンのようなパステルな色合いのお地蔵様など、たいへん興味深かった。表情もファンシーなキャラクターのようにかわいくほのぼのとしているもの、はじける笑顔、極悪!な地蔵というアンビバレンツなものまであって、見飽きない。日本には、こういう世界もあったのだ。
信号待ちをしているときだったろうか、「おかーさん、これ! これ!」とKちゃんが言うので、振り向いて窓の外を見ると、白いお地蔵様が数体、祠の中にいらっしゃる。しかも黒い絵の具?で目鼻などが描かれている。これは、もしかすると・・・。
「私、前からゆーてたやん、ここにめっちゃカワイイお地蔵様がいやはるて」
え? そんなカワイイか??と、内心つぶやきつつ、
「これ、化粧地蔵と違うかな? 白黒モノトーンやけど。おかーさん、初めてみたわ~。感激~!!」
化粧地蔵というのは、地蔵盆に子どもたちが絵の具でお地蔵さんを彩色するという、地域の伝統行事なのである。京都が発祥の地らしく滋賀県でも何カ所か見られるらしいが、私はつい最近apertureさんのブログ
「写真少年漂流記」で初めて拝見して知ったばかりである。(←トラックバック↓をご参照ください)
私も子どもの頃、地蔵盆がたいへんに愉しみだった。女の子は浴衣を作ってもらい、ふわふわしたパステルカラーの帯を結んでもらい、地域の集会所へ夕方から集まって、お菓子を食べたり、肝試しをしたりして、夜遅くまで子どもだけ(小学生対象行事)で!遊んだ。高学年の子が責任者となり、ちいさい子の世話を焼き、お楽しみ会(各自出し物をしたり、ゲームをしたり)を仕切った。
当日だけでなく、何日も前から「肝試し」の準備も極秘で行った。窒ナ骸骨を作ったり、お地蔵様周辺を飾る万国旗を描いたり、お菓子やジュースのセレクトや注文をしたり。当時は大人は田畑の仕事や家事のあれこれで忙しく、とても子どもの行事にまで手が回らなかったこともあり、子ども社会の中で、順送りにバトンを渡して行くシステムもあったので、結構子供会でいろいろと取り決め(学区の先生は参加している)、子どもだけでいろんなことをしていた。子どもだけ、というところが大事なのだ。
そんな地蔵盆だったが、お地蔵様に化粧は施さなかったなぁ。マニアックにサウジアラビアの国旗を書くのも楽しかったけれど、お地蔵様に化粧も面白そうだなあ。
さっきまで、地蔵マニアの方のブログなどを徘徊していて、子どもの手による化粧地蔵の破天荒な面白さ、あるいは、(たぶん)お母様の手による丁寧でマリー・ローランサンのようなパステルな色合いのお地蔵様など、たいへん興味深かった。表情もファンシーなキャラクターのようにかわいくほのぼのとしているもの、はじける笑顔、極悪!な地蔵というアンビバレンツなものまであって、見飽きない。日本には、こういう世界もあったのだ。