花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ハイテク温室再稼働

2012年04月01日 | 学校
冬の間、チームの光実験温室は植物のように休眠していました。
しかしこのところ気温もぐんと上がり始めています。
原発は安全性の確認もあり再稼働するかどうか議論されていますが
光実験温室は気温さえ上がれば再稼働可能です。
そこでさっそく温室を冷気から守っていた遮光幕を1枚開くことにしました。
もちろん光実験温室は機械で環境を制御するハイテク温室。
指示ひとつで温室自身が開けていきます。
静かに幕が開くと数ヶ月ぶりに太陽の光が温室に差し込んできました。
やはりLEDより本物の太陽が一番。
温室が長い眠りからとうとう目覚めました!
チームも活動の場を室内の発表会からフィールドに移し
第4世代を引っ張る新3年生が来週から動き出します。


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福寿草

2012年04月01日 | 学校
生徒玄関と職員玄関の間に福寿草が咲いています。
キンポウゲ科の宿根草で春を告げる花として人気があります。
種差海岸にはサクラソウの自生地がありますが
もう少し高台の丘には福寿草の自生地もあります。
昨年の5月、種差海岸の津波被害調査を行いました。
方法は塩分量を推測できるEC(電気伝導度)。
するとサクラソウの自生地のECは4.4mS/cm。
名農の校地が0.1程度だったのでいかに塩分が多いかがわかります。
そこで高台で津波被害を受けなかった福寿草の自生地のECも
測定してみたところ1.1と想像以上に高い数値となりました。
種差海岸は日頃から潮風を受けているためこんな高い数値になるのだと思われます。
さすがに4.4mS/cmは高すぎですが
種差海岸の植物はこのような高いECでも生きていける強さをもっているようです!
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