イチゴの旬

イチゴは旬はいつかと尋ねると多くの方は冬と答えます。
確かにスーパーマーケットでは冬になると
たくさんのイチゴパックが店頭に並びます。
これはクリスマスに合わせて栽培されているからです。
もちろん暖房装置のある施設の中で栽培しています。
生産量という観点からみると確かに旬は冬かもしれません。
しかし植物として考えると違います。
もちろん青森県では冬は雪の下。
春になっても露地のイチゴはこのように元気がありません。
しかしほおっておくと次第に元気になり
この地域だと初夏に実をつけます。
したがって本当の旬は春から初夏なのです。
しかし食べて見ると冬の方が甘く
春の方が酸っぱいと資料に書かれてありました。
ぜひご自分の舌でお確かめください。
なお最近は品種改良によって夏から秋にかけても
実を結ぶ夏秋イチゴが開発されました。
生物生産科のイチゴチームが取り組んでいるのもこの夏秋イチゴです！

食べられないイチゴ農園

光実験温室は３つのエリアに分かれています。
チームが使っているのは手前のこじんまりとしたエリアですが
真ん中の大きなエリアと奥の土耕エリアは
生物生産科のイチゴチームが使っています。
こちらもLEDを照射していますが
本格的なイチゴ栽培経営を目指しているので大規模なのです。
他学科なのでなかなか入ることもないのですが
ちょっと覗かせてもらいました。
中にはプランターにイチゴがたくさん植えられており
観光イチゴ園でもできそうなくらいです。
よく見ると花が咲き実もつけようとしています。
チームの植物はそのまま食べることができないものばかりなので
誠にうらやましい限りです。
しかしこれも調査対象！
食べたいという衝動をぐっと抑えるメンバーです。