サプライズは紅白リンゴ？

正しくはメッセージアップルといいます。
2009年、チームは園芸科学科の草花班をベースに結成されましたが
それと並行して名農最後の生活科学科の課題研究も担当していました。
その際、生活科学科の女子たちと考案したのがこの「白いリンゴ」。
リンゴの色を使って贈り手の思いを表現しようというコンセプトは
京都大学のテクノ愛でグランプリを受賞したのを皮切りに
朝日新聞の天声人語、NHKや民放、雑誌、教科書などで取り上げられ
一躍全国の話題となりました。
現在、生活科学科は閉科してしまったので
チームフローラフォトニクスが彼女たちの意思を継いで栽培していますが
今年度もテレビ局から２度もオファーが来るなど
そのインパクトある姿は今も健在です。
初代アップルガールズが最初に提案したのは紅白で祝福をつたえること！
学校で祝福といえば卒業式ですが卒業式の時期は、
残念ながらリンゴはありません。
そこでアップルガールズが卒業する2010年3月から毎年、
チームはこのポスターを掲示しては晴れの門出を祝っています。
今年で8回目となるポスター掲示。
卒業生の活躍を心から祈っています。
さてサプライズはこのポスターではありません。
これと同じハガキが本日、3年生のメンバーに届くのです。
卒業式から帰ったら3年生をメッセージアップルのカードが祝福。
毎年行っているチームのサプライズです。

赤いスイートピー

園芸科学科の温室です。
いよいよ今日は卒業式。
チームを結成してまる8年、
毎年、この時期にメンバーとお別れしていますが
いつになっても寂しいものです。
なぜなら課題研究はたった2年間ですが、
とても濃い時間を共に過ごしてきたからです。
先日、3年生のメンバーで2年間のそれぞれの移動距離を計算したところ
多い人で何と22,000kmにもなりました！
地球の赤道の距離は約40,000km。
つまり2年間で地球半周も飛び回ったことになります。
それだけ寝食をともにしてきたのですから
毎年このような気持ちになるのもしかたがないことです。
3月は不思議な季節です。
暦の上では春といいながら、
チームにとっての春は新メンバーが揃って再始動する4月。
そのため3月は温室に花こそ咲いていますが
心にぽっかり穴があいたなんだか力の入らない１ヶ月となります。
「心に春がきた日は赤いスイートピー」
心に花が咲く春が待ち遠しい旅立ちの日です。
さて今日は花の卒業式。
ステージをこれでもかとサイネリアで飾ります。