花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

就眠運動

2017年12月11日 | 研究
ご覧下さい。
シロバナタンポポの花が閉じました。
これは枯れたのではありません。
夕方になったので花がしぼんだのです。
このような植物の動きを就眠運動といいます。
タンポポの就眠運動の原因は光の変化、
クロッカスやチューリップの就眠運動は温度変化に
大きく影響を受けていることがわかっています。
チームは国立極地研究所が行った極地研究のテーマ募集に対して
「北極圏の植物は就眠運動するのか」という提案をしました。
北極圏に生息するミヤマカタバミは体内時計によって
葉を広げたり閉じたりする就眠運動をしているといいます。
白夜の夏、もしかしたら開花リズムが
狂ってしまうのではないかという
素朴な疑問があったからです。
嬉しいことにこのアイデアは来年の北極研究のテーマに選ばれ
来年、極地研究所の協力で実験を行うことになりました。
しかし一番の課題はミヤマカタバミなど就眠運動する
植物を北極圏で見つけられるかどうか。
植物探しをしなければなりません。
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シロバナタンポポ

2017年12月11日 | 研究
白くてきれいな花だとは思いませんか。
雄しべの黄色もなかなかのアクセントです。
実はこの花、タンポポなのです。
タンポポにはいろいろな種類がありますが
これはシロバナタンポポ。
西洋タンポポに対してこのシロバナタンポポは
日本タンポポと呼ばれる在来種の仲間になります。
かつて西日本にしか見られない花でしたが
このところの温暖化で東北を北上し
生息地を伸ばしているといいます。
この花はいただいたもので、
もちろん自然界では今頃咲きません。
名農生の貴重な教材になりそうです。
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