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マブリのNEWアルバム「かんもうれ」新曲こぼれ話その2。
CDでは9曲目に収録されている「ハンミ」。
これは祖父の地元・喜界島は川嶺(ハンミ)集落を唄った曲。
沖縄のフォークデュオ「やちむん」みたいなローカルネタを唄ってみたくて
作った曲である。
喜界島に行った事がある人なら分かると思うが、百之台は高台でいつも風が強い。
その百之台から坂を下るとすぐそこに川嶺集落がある。
自販機が二つしかない(最近行ってないので増えてるかも)ことや、
八月踊りで「踊りが分からなくても良いから輪に入ってまず足から合わせなさい」
とハロジ(親戚)のオバァに言われた事、またそのオバァに
「喜界の踊りは手の動きが重要なのよ」と言われたり、おいしいムッチー(餅の砂糖醤油漬け)を
作ってもらったりと喜界島で印象深かった事をそのまま歌詞にした。
そしてやはり地元の人のあるあるネタも入れたかったので、二番の前半は奈美ちゃんに
歌詞を書いてもらった。
「三時サーしよう」なんて言葉、地元の人しか使わないだろう。
この時収録につかったアコースティック・ギターは今回のレコーディングで散々お世話になった
花富レコード・Uさん所有の銘器Martin D-45!
言わずと知れたアコギ界のロールスロイスである。
演奏に関してワシは唄とギターと拙いハモニカをやっただけだが、奈良氏がコーラスワークに
ベース&ドラムとかなり縁の下の力持ちをしてくれている。
サウンド的にはイントロの出だしやコーラス、手拍子や笑い声などビートルズのオマージュ的な作品でもある。
喜界島(特に川嶺集落)の人たちみんなに聴いて口ずさんでもらえるといいな、と思っている。
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