教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

TPPと農業

2011-10-21 02:25:59 | 経済/経済/社会
最近よくTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を日本もやれとかやるなとかいう話を目にする。

とくにやった場合の農業への懸念がよく聞かれる。
なぜかというと、日本は工業より農業のほうが圧倒的に競争力がないからだ。

では、はたしてTPPはやったほうがいいのか、やらないほうがよいのか。



実はわたしにはわからん。

ただ、1つ言えることがある。

日本の農業は全く進歩していない!



日本の製造業は早くから関税障壁が全くない中で世界と戦ってきた。
円が360円から76円になっても戦ってきた。
ロジックもかつては5Vで動かしていたものを1V前後まで下げて電力を減らした。
35年前には64KビットしかなかったDRAMは8Gビットにまで増やさなければ売れなくなった。

エレクトロニクス業界は世界と戦うためにとてつもない速さで進化しつづけた。

しかし!

農業は35年前と比べて何か違う点はあるのだろうか?

細かい話をいえば遺伝子組み換えだとかトレーサビリティーだとかある。
だが近所の農家というレベルで考えれば、35年前と全く同じことをやっていると言ってもあながち間違いではない。

エレクトロニクス業界で35年前とまったく同じ商売をしている会社など無い。
これは断言できる。

農業はどうなんだ?
ずーっと保護されてきて、その間に競争力をつけるための努力を何かしたのか?
田植えや刈り入れを機械化した後はずーっと進化が止まっているような気がするのは我輩だけか?

なにもしていないなら、日本は工業より農業のほうが圧倒的に競争力がないのは当然のことだ。
1人あたりの耕作面積を大規模化するなどもうちょっと競争力をつけるための余地はあるような気がする。
こういっては何だが、うちの近所の農家よりパチプロのほうがむしろ向上心が高いのではなかろうかと思う。



だからそういう議論を全くしないで
「日本の農業を守れ! 食料自給率現状死守!」
などと声高に叫ぶのに少し違和感を感じなくもない。