教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

おいしい話をつかみそこなった話

2011-10-30 00:03:19 | 経済/経済/社会
実家から歩いて5分のところにあるマンションが売りに出されているのを見つけた。
前バブル期の築古ではあるものの、ファミリータイプの鉄筋コンクリート造マンションがなんと400万円代である。



これ、一見安いように見えるが、ところがこれは案外安くない。

・築が古いので管理費&修繕積立金がシャレにならん
・場所がド田舎なのであんまり家賃がとれない
・周りの賃貸物件の募集状況から推測される空室率の期待値がけっこう高い

ので、パッとみると(てんでダメだというほどではないにしろ)実質的な投資リターンとしてはあんまりいいとは言いがたいくらいの数字が計算で出てきた。
ようするに隣が田んぼの中古アパートは表面利回り12%なんてので取引されるのと同じリクツである。



ところが。

実はこの話にはもう1つの裏の顔がある。
実家のまわりは区画整理をするというので話が進んでいるのだ。

ようするにだ。
あらかじめ区画整理エリアに築古の激安マンションを持っておいて、区画整理の等価交換で換地だか何だかが与えられるのであれば売って清算するという出口戦略もありうるというわけだ。

ちなみに実家は既に換地の場所も決まっている。
とはいってもいつやるのかも定かではないので20年後かもしれないのだけども(笑)。



でだ。
親に電話して区画整理の区域を聞いてみた。
そこで新たな事実が判明することになった。

・区画整理の区域にそのマンションはギリギリ含まれない
・そのマンションだけ昔からなぜか激安で売りに出されている

というのだ。

ざんねん。
ただのド田舎にあるオンボロマンションなだけだった。

まあ大したことではないが、おいしい話をつかみそこなったというお話。