エルピーダが破綻した。
無念でしかたがない。
同じ電気屋として心が痛む。
もはや日本は外国にモノを売った対価で外貨を得る時代ではなくなった転換期の象徴として、後世までこの日は語り継がれることになろう。
少し前、日本の大手電機メーカーのほとんどが大赤字を出したというニュースが話題をさらった。
それには多くの者が同情した。
しかし、無念だと思う者は少なかった。
なぜか?
大手電機メーカーのほとんどは自ら変わろうとはしなかったからだ。
その代償として衰退してゆくのは半ば当然なのかもしれないと、口に出しはしなくとも業界の人間はそう思っていたからだ。
しかし!
エルピーダはそうではなかった。
日本でほぼ唯一とも言える、たった1つの品種に賭けた半導体メーカーだったからだ。
エルピーダは生まれたときから苦難の道を歩んできた。
何度も倒産懸念を言われてきた。
だが、わずかなところで踏みとどまって耐えてきた。
そのがんばりは、大手電機メーカーはもうダメだと諦観の念を抱いてきた多くの者たちにとって、日本最後の希望として輝いていた。
しかしダメだった。
実はわたしも最近までエルピーダの株を持っていた。
アップルとサムソンがケンカすると最大の漁夫の利を得るのはエルピーダだと皮算用したからだ。
わたしも分は悪いが当たればデカい日本最後の希望に賭けてみたくなったのだ。
ところが・・・。
そう都合よく思ったようにはならなかったのは皆が知るところだ。
続く決算短信を見てもちっとも良くはならなかった。
社債が破格のディスカウントで取引されているのを見て驚いた。
皮算用に失敗したと判断し、今月はじめに損切りで手放した。
そうこうしているうちに広島工場を御用機関にするという話まで出てくる有様となった。
そしてかの結末が待っていた。
無念・・・無念・・・無念!!!
無念でしかたがない。
同じ電気屋として心が痛む。
もはや日本は外国にモノを売った対価で外貨を得る時代ではなくなった転換期の象徴として、後世までこの日は語り継がれることになろう。
少し前、日本の大手電機メーカーのほとんどが大赤字を出したというニュースが話題をさらった。
それには多くの者が同情した。
しかし、無念だと思う者は少なかった。
なぜか?
大手電機メーカーのほとんどは自ら変わろうとはしなかったからだ。
その代償として衰退してゆくのは半ば当然なのかもしれないと、口に出しはしなくとも業界の人間はそう思っていたからだ。
しかし!
エルピーダはそうではなかった。
日本でほぼ唯一とも言える、たった1つの品種に賭けた半導体メーカーだったからだ。
エルピーダは生まれたときから苦難の道を歩んできた。
何度も倒産懸念を言われてきた。
だが、わずかなところで踏みとどまって耐えてきた。
そのがんばりは、大手電機メーカーはもうダメだと諦観の念を抱いてきた多くの者たちにとって、日本最後の希望として輝いていた。
しかしダメだった。
実はわたしも最近までエルピーダの株を持っていた。
アップルとサムソンがケンカすると最大の漁夫の利を得るのはエルピーダだと皮算用したからだ。
わたしも分は悪いが当たればデカい日本最後の希望に賭けてみたくなったのだ。
ところが・・・。
そう都合よく思ったようにはならなかったのは皆が知るところだ。
続く決算短信を見てもちっとも良くはならなかった。
社債が破格のディスカウントで取引されているのを見て驚いた。
皮算用に失敗したと判断し、今月はじめに損切りで手放した。
そうこうしているうちに広島工場を御用機関にするという話まで出てくる有様となった。
そしてかの結末が待っていた。
無念・・・無念・・・無念!!!