菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

日展へ

2024年11月02日 | 美術館巡り

昨日は国立新美術館で行われている日展に出かけました。
日展は日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書などの5つの部門から、年に1度制作された新作が揃う場所です。
美瑛の陶芸作家・南 生剛氏も出品しており、1日は会場にいると聞いていたので出かけたわけです。
南氏はこの日展でも何度か受賞しているレジェンド。
会場は規模の大きさにびっくり。
工芸美術と日本画を観ただけで1時間以上かかってしまいヘトヘト。
洋画や他も見たかったけど、断念しました。

それにしても凄すぎました。
どれもじっくり制作された作品揃いで、しかも完成度が超高い。
まさしく芸術とはこういう事をいうんだろうな。
会場では南氏とも会うことができ、今後の展開などを伺ってきました。
来年はまたこの時期に上京して、全部廻るぞ。


印象派 モネからアメリカへ

2024年02月18日 | 美術館巡り

東京都美術館で開催されている「印象派 モネからアメリカへ」を観てきました。
印象派の作品は日本でもたびたび展示されるので人気が高いですね。
会場はかなりの人混みでした。

特に印象に残ったのはやはりモネの「睡蓮」です。
睡蓮は今までも幾度となく観てきたのですが、これほどまでに美しい作品は初めて観ました。
最もモネの睡蓮は250点くらいあるそうなので、今まで観たのはほんの一部にしか過ぎませんが・・
ブルーを基調とした柔らかなタッチがとても美しい。
他にもルノワール、コロー、シスレー、ピサロ、セザンヌ、シニャックなどが勢揃い。
印象派の作品はヨーロッパ全土、日本、そしてアメリカへと大きな影響を与えたんですね。
見応えのある展覧会でした。

<ポストカードより>


山種美術館へ

2023年03月25日 | 美術館巡り
昨日は暑かった。
夏日だったようです。
午後から時間があったので美術館へ。
当初、東京国立近代美術館で行われている「美術館の春祭り」に行こうかと思ったのですが、
場所が九段だし、花見客も多いと思い、山種美術館の「富士と桜」へ行くことにしました。
この時期は明治通りの桜並木も一見の価値があるし・・

富士と桜はやや巻物が多かったかな。
富士山も良いけど、やはり桜が良い。
奥村土牛の代表作《醍醐》や《吉野》、石田 武の《春宵》も素晴らしかった。
第二会場の夜桜も圧倒されました。
日本画は趣があって、日本人にはしっくりと入り込んでくる。





<明治通りの桜並木>


<奥村土牛 吉野 PCより>


<石田 武 春宵 PCより>

山種美術館へ

2023年02月15日 | 美術館巡り
昨日は北風が強い中、山種美術館へ。
「日本の風景を描く」展に行ってきました。
内容的には古い時代の絵画もあって、好み的には今一つな部分も。
でも、石田武 「四季奥入瀬 春渓」や同じく「四季奥入瀬 秋韻」などのシリーズは素晴らしかったな〜・・
絵を描ける人は尊敬します。
3月から始まる「富士と桜」は毎年観ているけど、期待できそうです。



<石田武 「四季奥入瀬 春渓」ポストカードより>


<石田武 「四季奥入瀬 秋韻」ポストカードより>





芸術は爆発だ!!

2022年12月08日 | 美術館巡り
上野の森では、ピカソ展の他にも多くの展覧会が開かれていました。
その中で気になっていたのが、東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」です。
ついでに観ようと立ち寄ったのですが、こちらは事前チケット制になっていたので諦めて岡本太郎展にしました。
今回の展示は、岡本太郎の過去最大規模の展覧会ということで、絵画、立体、パブリックアートからコーヒーカップなどの生活用品までで、初めて見る作品ばかりでした。
入ってすぐに岡本太郎の強烈な個性が痛感できました。
芸術は爆発だ!!、というのが話題になりましたが、まさしくその通り。
もの凄い迫力で迫ってきます。
画も面白かったけど彫刻もまた超個性的でした。
その作品群を見ていると、わき目もふらず無我夢中で彫り続ける版画家の棟方志功を思い起こしました。

でも、強烈な原色の色使いをあまりにも見せつけられると、正直言ってもういいというのが私の感想でした。(太郎さん、すみません)

音声ガイドで太郎は、
芸術はわからなくてもいい・・
芸術はわかったふりもしなくていい・・
でも、またいつか触れて欲しい。

といっていたので、機会があったらまたいつか拝見します。











ピカソ展

2022年12月07日 | 美術館巡り
昨日はみぞれでも降るんじゃないかというほど寒い中上野の森へ。
国立西洋美術館で開催中の「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」に出かけてきました。
内容はピカソを中心に、クレーやマティスらの全97作品。
ピカソの作品をこれだけ多くの点数を観るのは初めてで、意外に知らない一面を観ることができました。
ピカソが生まれた時代は第一次世界大戦やヒトラーの頃。
音声案内では、「私は戦争を描かなかった。だが、戦争の時代に描いた作品には、戦争が存在している。」といってましたが、それらがかなり影響した画風になったのでしょうね。
絵の裏側には「戦争」という不穏な空気が色濃く反映されているのを強く感じました。
それにしても点数が多いので約一時間半を要し、ちょっと疲れました。
(館内は一部の作品を除き撮影OKでした。ようやく日本も欧米並みになってきたか)










心静める

2020年03月24日 | 美術館巡り
東京での新型コロナウイルス感染者が、急激に増えてきたように思えます。
早く戻りたいところですが、昨日、今日と病院回り。
今日はメディカルクリニックで脳と肺のMRI検査。
それが終ったら戻ります。

このところちょっと心が乱れているので、落ち着かせる意味もあり相田みつを美術館へ行ってきました。
ここは比較的空いているので、安心して鑑賞できます。
久し振りに心がなごみ、落ち着きました。

それにしても東京は凄い人混みですね。
ランチなどは空席待ちの人達でいっぱいだ。
ちょっとお高いお店に入らないと人だらけ。
いつ爆発感染してもおかしくない状況だ。
新型コロナウイルス、あまり甘く見ないほうが良いと思うんだけどな〜。
もちろん、私も含めてだが。












「ハマスホイとデンマーク絵画」展

2020年02月01日 | 美術館巡り
昨日はアキバヨドバシでランチミーティングの後は、前回、時間がなくて観られなかった「ハプスブルグ展」がまだ開催されているはずと上野の森へ。
しかし、それらしい展覧会はなし。
ネットで調べてみたら、26日で終了していました。
残念。
せっかく来たので、東京都美術館で行われている「ハマスホイとデンマーク絵画」展を観ました。
ハマスホイはデンマークを代表する画家の一人で、クリムトらと並んでローマ国際美術展で1等賞を獲得している巨匠です。
北欧らしい(行ったことはありませんが・・)柔らかな光が捉えられており、心安らぐ優しい色使いの作品がとても印象的でした。
3月からはロンドン・ナショナル・ギャラリー展が開催されるらしく、これは見逃せません。










美術館巡りぶらり旅

2019年12月02日 | 美術館巡り
東京に来てからというもの、美術館巡りぶらり旅のような感じになっていますが、昨日は横浜美術館開館30周年を記念して行われている「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」を、横浜にいる知人を誘って観に行ってきました。
出品作家はルノワールを始め、シスレー、モネ、セザンヌ、ルソー、ピカソ、ユトリロ、モディリアーニ、マティスといった豪華メンバーが勢揃い。
このような企画はそうはないと思います。
日曜日なので覚悟して出かけたのですが、午前中だったせいか比較的ゆったりと鑑賞することができました。
それにしても、ルノアールの色使いは傑出していますね。万人に好まれる理由がわかります。

帰りは横浜でランチ。
美味しくいただきました。
さて、帰るかって財布を探したら何処にも入ってない。
あ〜〜〜〜、また、やってしまった。
次回は私がもちますから。笑












美術館巡り

2019年12月01日 | 美術館巡り
昨日の美術館巡りは日本画の山種美術館へ。
現在、「山種美術館 広尾開館10周年記念特別展」東山魁夷の青・奥田元宋の赤
〜色で読み解く日本画〜 と題した作品展が行われていました。
文字通り色をテーマにした見せ方で、巨匠達の絵を堪能しました。
この繊細な表現は、日本画、というか、日本人特有のものなのでしょうね。