下町シリーズはひとまず終了です。
大きな風景も良いのですが、街角や足下の風景を散策しながら撮るというのはとても楽しいものです。
足下の小さな世界というのは、人によって見え方が様々です。
富士山を見たら万人が美しいと感じますが、路傍に咲く花を見てもすべての人がそう思うかというと意外に違ったりします。
どちらが良いということではないのですが、写真を撮るものにとっては後者の方が表現力が広がる感じがしています。
富士山など大きな被写体を撮る場合は、多少構図がずれていてもあまり気にはなりません。(少し乱暴な言い方ですが・・)
テーマがきちっと決まっているという前提ですが、足下などの小さな被写体は構図がすべてといっても過言ではありません。
わずかな構図ミスがその表現力を失ってしまうことがあるからです。
画面の隅々まで細心の注意を払ってシャッターを切る必要があります。
《朝日を浴びる熊笹》MAMIYA 645AFD 55~110mm F-16 RVP