今日は一転冷たい風が吹いています。
今晩から待望の雨になる予報ですが、暑さの後の寒気はちょっとこたえます。
この写真はご存じオオバナノエンレイソウ。
あと1週間もすると美瑛でも少し湿った北斜面などでよく見かけるようになります。
インターネットで調べてみたら、エンレイソウの仲間は10~15年かけてやっと開花するそうです。
発芽したばかりの株は2cmほどの葉が1枚出るだけで、この状態が5年くらい続きます。
そして、やっと葉が3枚になり、花をつけるまでさらに5年以上かかるということで、いや~、びっくりです。
これはこれでこのように進化してきた意味があるのでしょうが、実にスローペース。
せわしなく生きる現代人も、少し見習わないといけませんね。
発育途中では何の変哲のないただの葉っぱなのですが、開花すると実に清楚で可憐。
たった3枚の花びらを咲かせるために、人知れずこんな努力があったんですね。
そんなことがわかると、実に愛おしく感じられます。
Hasselblad 500C/M,Sonnar 150mm,1/30sec. f/5.6 RVP
(エクステンションチューブ使用)