菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

フォトボランティアジャパン撤退

2012年10月31日 | Weblog
フォトボランティアジャパンに一言。
子ども達に未来への希望を!!ということで、毎年恒例になっている「写真家達によるチャリティ展」。
年末、富士フォトサロン東京で行われ、国内外で活動中の写真家200有余名が一堂に会して行うもので、作品は六切り額装入り、一点10,000円で販売するというものです。
出展写真家は売上金のすべてを寄付するというボランティアで、売れ残った場合は逆に額ごと買い取るというちょっと厳しいもの。
私もこのイベントに賛同し、もう10年以上参加させていただいています。

今年も今日がエントリー締め切り日だったので、慌てて写真をセレクトしプリントを終了、いざ発送しようと思いエントリー詳細を再度見たら「インクジェット不可」「銀鉛プリントに限る」とあった。
何~、今まではインクジェットでも良かったのに。
今やインクジェットでも個展を行う時代なのに、どうしてこうなったのか。
その説明は全く入っていなかった。

いままで数多く出展し、売れ残ったのは2~3点ほど。
当時、プリントの発注を間違えて黒枠になってしまった時くらいで、それなりに貢献もさせていただいていた。
私の住んでいるところでは銀鉛プリントを行うところが近くに無くなってしまい、発注先はすべて東京。
色校などやり直しを含めると、仕上げるのに優に3週間ほどはかかってしまう。
写真家の仕事が以前にもまして数倍多くなってきて忙しい時に、そんなことをとてもやっていられないというのが本音。
今回はFacebookで一番「いいね!」とシェアの多かった作品をセレクトしたのに残念でなりません。

元々、富士フォトサロンでの写真展は銀鉛プリントに限っていましたので、今まではその趣旨に賛同していてくれたのかとも思っていました。
でも、違っていたようです。
おそらく今後の参加はもう無いと思います。
今まで趣旨に賛同してご購入いただきました方々に感謝申し上げます。
ありがとうございました。


テンサイ(甜菜)

2012年10月31日 | 風景写真
今日はテンサイ(甜菜)の話題です。
別名、ビート、あるいはサトウダイコンともいいますが、大根とは別種の植物です。
砂糖といえば「サトウキビ」を思い浮かべますが、ヨーロッパでは甜菜糖のことをさします。
砂糖大根と言っても、どちらかというと外見はカブに似ています。
この根の部分に蓄えられている糖分を取り出して砂糖を作ります。
美瑛でもかなり栽培されており、まだ雪の多い初春(ビニールハウス)に種を蒔き、苗を育て、雪解けを待って畑に移植、夏を経て収穫の秋を迎えます。
甜菜糖は正真正銘「舌に甘い」、100%ピュアなお砂糖です。
皆さん、砂糖は甜菜糖を食べましょう。
(写真:甜菜、遠くには白虹もうっすらと)