菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

チャリダー日記

2010年05月20日 | Weblog
 
崩れる予報だったのですが、低気圧が遅れたのか昨日は晴れ。
さすがに今日は今にも降り出しそうです。
その低気圧接近で、昨日は花チラシの強風となりました。
まだ完全な満開状態ではないので、この週末あたりまでは何とか持ちそうです。

晴れているとチャリでの丘巡りも気が気でないのですが、撮影条件の悪い日は時間を見つけて出来るだけ出かけるようにしています。
先日、丘を回っていると、
「ブログに載っていたチャリンコというのはこれですか?」
なんて声を掛けられてしまいました。
恥ずかしいやら照れくさいやらですが、結構ブログ見てくださっている方々が多いので、今後も気合いを入れて且つ調子に乗って書き込んでまいります。

ということで、今日はチャリダー日記。
いつものルートを走っていたら、何と道ばたにオオバナノエンレイソウが。
美瑛でも沢沿いにあちらこちらで見かけますが、こんな身近な場所でそれも道路沿いに群落で咲いているなんてとても感激です。
車で通っていたときは全く気がつきませんでしたが、これもチャリンコのおかげ。
意外なところで普段は見逃してしまっていた季節を感じ取ることが出来るんですね。
これから暑くなっていつまで続けられるか未知数ですが、田舎暮らしの楽しみが増えたような気がしています。

CANON EOS-10D 24~85mm F8 AE

サクラサク

2010年05月18日 | Weblog
 
つ、つ、ついに咲きました。
一昨日ロケハンの時はほころんでもいなかったのですが、この二日で満開になりました。
それにしても早すぎる。
あせらずにゆっくり進んでもらいたいところです。

この桜は深山峠のエゾヤマザクラ。
国道沿いということもあって、今日は沢山の車が止まっていました。
近年、駐車場が新しく整備され好都合。
路上駐車の心配が無くなったので、じっくり狙うことが出来るようになりました。
このカットは昨年撮影したもの。
今日は十勝岳連峰も見えて似たような条件だったのですが、昨年よりは花の付き具合が今ひとつ。
ビデオ撮影だけに徹してスティルはお休み。
それでも満足できる映像が撮れていると思います。

快晴の日の撮影が出来たので、こんどは雨のカットが撮りたい、などと欲が出てきます。
明後日は雨の予報なので、何とかそれまで持ちこたえてもらいたいところ。

CANON EOS-5DMark2 70~200mm F11 AE

白い大地

2010年05月17日 | Weblog
 
今日も良い天気。
大空では雲雀が元気よくさえずっており、農作業も一気にはかどっています。
今まで躊躇していた木の芽も一斉に開き始めました。
1年で最も正気あふれる時期で、長い冬から開放された充実感に包まれます。
「それは大げさでしょう」
という方もいらっしゃるかも知れませんが、この気持ちは長い冬をじっと耐えてきた雪国の人々にしかわからないかも知れません。
今までの思いも、この軽やかな、この瞬間を味わうことで帳消しになるのです。

さて今回も白い大地。
これはデジタル処理などは一切行っていない、現実の丘風景です。(以前のカットですが・・)
如何に大地が白いか、おわかりになると思います。
艶やかな夏やしっとりとした秋も良いのですが、美瑛通なら一度はこの時期に来てみませんか。
また違った美瑛の魅力を発見することが出来ると思います。

CANON EOS-5DMark2 70~200mm F11 AE


白い大地

2010年05月15日 | Weblog
 
美瑛の丘はご覧のように白い大地です。
特にこの時期はそれが顕著。
順光線で見るとまっ白に見えるときがあります。
おそらく十勝岳噴火の際の火山灰が堆積されたものと思われます。
この時期を過ぎると作物が大きく育ち、土の部分が隠れてしまいあまり目立たなくなってしまいます。
いわばこの時期だけの季節限定風景。
この色調故に泥臭さをいっさい感じさせず、美瑛の丘を更に軽やかに見せている一因となっているのです。

この写真は日が沈む直前に撮影したカット。
白い丘がやや黄色味を帯び、耕したばかりの湿気のある土が黒く見え良いアクセントになってくれています。
黒い帯は時間が経つと乾いてしまい、また白くなってしまいます。
風景写真もシャッターチャンスが重要で、まさしく出会いの瞬間とも言えるでしょう。

CANON EOS-5DMark2 70~200mm F11 AE

大地の帯

2010年05月14日 | Weblog
 
今日は予報通り、午後から晴れました。
気温もだいぶ上がって15度前後、桜の開花ももうすぐです。

この時期は次年のカレンダー制作に追われるので、撮影に出掛ける時間がほとんど取れません。
今週も壁掛け二つ折りタイプの刷り出しがあり、ずっと旭川の印刷所を行ったり来たり。
他にも富良野にお住まいの風景画家、奥田氏からの画集制作の依頼などもありてんてこ舞いでした。
でも、ようやくそれが終わり、またカレンダーも本印刷のメドが立ち、今日は午後旭川から戻るやいなや久しぶりに撮影に出掛けました。

すでに5月も中旬というのに、やはりかなり作業は遅れています。
農家の方の話では10日前後遅れているとのこと。
春蒔き小麦の作付時期ですが、大事なビートの植え付けと重なりやむなく断念しているところもあるということです。
これから数日天気が続きそうなので、少しでも巻き返せれば良いですね。

CANON EOS-5DMark2 70~200mm F11 AE

巣箱

2010年05月13日 | Weblog
 
鳥付いてしまった訳では無いのですが、今週はちょうどバードウィークということもありもう一件鳥の話題を。
事務所の周りの木々も大きく成長し、念願だった巣箱をかけました。
この巣箱のある風景というのも、一種あこがれがあります。
しかし、もう何年も前から準備しておいたのですが、延び延び状態でした。
そこで、思いついたら即実行とばかりに、はしごを掛けて何カ所かに取り付けたのがこの写真です。

一番最初に現れたのは、何と鳥ではなくエゾリス。
普段、見かけないものがあると興味津々のようでした。
野鳥は警戒心が強いので、そう易々とは巣箱を利用しないでしょうが、長い目で観察しようと思っています。
ご覧の通り白樺ですが、今年は芽吹きが遅くようやく膨らんできた程度。
しかし、エルニーニョ現象が終息したというニュースがありましたが、それを裏付けるかのように明日からは気温も上がって回復しそうです。
お日様マークがずらっと並んでおり、いよいよ本格的な春の到来か。

迷い鳩

2010年05月12日 | Weblog
 
<つづき>
たとえ連絡が付いたとしても、関東からでは取りに来てもらうといってもかなりの時間がかかるし、なんといってもケガをしているようなので心配です。
「傷ついたハトだし、関東からは引き取りには行けませんから、処分して下さい。」
なんて、いわれたらどうしようと思いつつも、とにかく足輪に書いてあった携帯先に連絡を入れました。
「あの~、北海道から電話しているのですが、レース鳩と思われるハトがですね、傷ついておりまして・・」
すぐにピンときたらしく、早速手配するので住所を教えてくれということでした。
住所といってもこちらは全くピンとこなかったのですが、何でもハト専用宅配便があるそうです、ハトの居場所がわかると、専門業者が取りに来てくれるという仕掛けです。
でも、もう夕方。
こちらでは田舎なので大手の宅配業者以外は、定期便が一度回って来ると翌日になってしまいます。
(ちなみに午前中や夕方などの時間指定をしても、ほとんど時間通りには届きません。美馬牛地区は早くてもお昼過ぎ。)
ということで、またまた翌日まで玄関で飼うことになってしまいました。
餌を与える方法などを聞き、とにかく水とお米をあげることにしました。
環境が変わっているのとケガのためにかなりのストレス状態と思い、後は翌朝までそっとしておくことに。

そして次の日。
死んじゃっていたらどうしようと思いつつも、ドアを開けてみたらご覧の通り非常に元気。
同時にこの凛とした顔立ちはさすがにレース鳩そのものです。
お米もほとんど食べきり、周りにはウンチが散乱していました。
でも、良かった。一安心。
その後、予定通りお昼にペリカン便のハト急便がやってきました。
別れを惜しむ間もなく、専用の段ボウルに入れられ、「ではお預かりします」と言い残し、とっとと帰って行ってしまいました。
はたして無事に着くだろうか、またケガは治るだろうか。
少し心配ですが、また元気に大空を飛べるようになってもらいたいと節に願ったしだいです。

ハトは幸福のシンボル。
このところ天候不順が続いて心すさんでいたのですが、この迷い鳩のおかげで心はスカッと晴々になりました。


ハトレース

2010年05月11日 | Weblog
 
一昨日あたりから、普段見かけない鳩が多いなと思っていたらこのニュース。
国内最大級の東日本チャンピオンレースが行われたと、地元北海道新聞が報じていました。
何でも参加鳩は8,000羽におよび、スタート地点は羽幌町で関東近郊にある自分の鳩舎に向かうということでした。
その距離何と約1,000Kmの旅、早いものではその日の内に帰り着くというものです。

羽幌から美瑛まではおよそ200Kmくらいで、関東方面への方向とは少し違います。
しかし、迷い鳩なのか、旅の途中の一休みなのか、掘り起こしたばかりの畑に4~5羽下り立ち餌をついばんでいました。
そんな折、足下を見ると何と我が家の軒先にも一羽の鳩が。
何れは飛び立つだろうと思って気にも留めていなかったのですが、夕方になりそして翌朝になってもそこにいます。
びっくりしたのはこちらサイドで、きっとケガでもしているのではと思い、とにかく玄関に入れようとしたら、これまた自分からひょこひょこ入ってきてしまいました。
そっと手を出したら羽根をバタバタするだけで、やはり飛べそうにありません。
外傷は無かったのですが、電線か何かにぶつかったのでしょう。
「きっと助けてくれと叫んでいるに違いない」「早く何とかしなければ」
思った通りレース鳩のようで、足輪が付いています。
よく見たら携帯電話番号が書いてありました。
場所は関東地方の筑波付近、早速電話しないと・・

つづく。


ちゃりんこその後

2010年05月10日 | Weblog
 
今日は終日穏やかでした。
いつもこんな天気だったら良いのですが、明日あたりからまたしても崩れそうです。
今週末からは少し晴れマークが続いていますが、本格的な春はそのあたりからか・・

ちゃりんこその後ですが、出掛けられたのはまだ2回ほど。
やる気になってもこのお天気ではね~、といつもぼやいています。
丘はというとまだご覧の通り。
3~4日前のカットですが、まだ芽吹いていません。
ヤナギの芽がようやく膨らんできて萌葱色程度に。
桜はこの寒の戻りの後になりそうです。
待ち遠しや、エゾヤマザクラ。