菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

あの風景を再び NHK

2010年06月15日 | Weblog
 
突然ですが、明日16日、あの感動の美瑛の風景が再び放送されます。
NHK ワンダー×ワンダーからの抜粋で約7分程度。
NHK「あさイチ」という番組で、午前9時40分前後から放送予定。
お見逃し無く。
といってもほとんど仕事中と思われますので、今から是非録画予約を。

すずらん

2010年06月14日 | Weblog
 
我が家のすずらんが今年も開花しました。
移住して間もなく地主さんからいただいたもので、今では珍しくなった「日本すずらん」です。(たぶん)
正直、花を見ただけではわかりませんが、いただく時に「これはドイツすずらんではなく、日本すずらんだから・・」と言われたので、ずっとそれを信じ込んでいるというわけです。
美瑛ではこの日本すずらんの自生地があり、大切に保護していると言うことですが、場所は定かではありません。
しかし、ようやく開花したのも束の間この気温。
わずか2~3日で色がくすんできました。
もともと開花期間の短いすずらんですが、これではあまりにも早すぎる。
6月の夏日続きに、花達も戸惑っているようです。

CANON EOS-5DMark2 24~105mm F5.6 AE

大地の畝

2010年06月13日 | Weblog
 
今日も30度越え。
つい10日くらい前は朝ストーブを入れていたというのに、この暑さはどうした事でしょう。
夏だから暑いのにこしたことはないのですが、少し極端です。
事務所の中にいても蒸し暑く、まるで7月下旬頃の陽気でした。

この写真は1週間ほど前に撮影したカット。
今では作物が一気に芽吹き始め、青々としています。
今年は冷夏の予報が出ていましたが、この分では少し楽観できそうになってきました。
暑すぎてもいいので、冷夏だけはごめんです。

CANON EOS-5DMark2 70~200mm F8 AE
 

ユメチカラ

2010年06月12日 | Weblog
 
美瑛は夏日が続いています。
今日も富良野は30度近くまで上がるということで、初夏を一気に通り越して真夏です。
といってもそこは北海道、日陰は涼しく快適です。
エゾハルゼミが待ちに待ったこの季節を謳歌するごとく、うるさいほどの大合唱が続いています。

ここは赤麦を作ってくれている高谷氏の農園。
今年は赤麦の他に「ユメチカラ」という新しい品種の小麦を蒔いてくれました。
試験栽培とのことですが、赤麦と似て収穫期になると穂と茎が朱色に染まるということです。
この広大な小麦畑が夕日に赤く染まった風景を想像すると、今からワクワクゾクゾクです。
どんな色合いになるのか、あるいは期待はずれに終わるのか、とにかくじっくり観察したいと思っています。

CANON EOS-5DMark2 24~105mm F8 AE

巣作り

2010年06月11日 | Weblog
 
白樺の木陰が涼しげな季節になりましたが、最近頻繁に現れるのがこのヒヨドリ。
どうやらつがいで巣作りに励んでいるようです。
集めているのはハギの枯れ茎。
ハギの芽吹きは遅く、ようやく柔らかそうな葉が出てきたばかり。
昨年生い茂った茎の部分は枯れて、細い枝が無数に出ています。
これを丁寧に切りとり、小さなくちばしにこれでもかとばかりくわえ込んで近くの森を往復しています。
決まってどちらかが見張り役。(写真上)
こんな枯れ茎は何処にでもありそうですが、意外にもここが一番安全な場所なのかも知れません。
ちなみに備え付けた巣箱には反応なし。
でも、子育て用の立派な巣が出来ればいいですね。


慈善活動

2010年06月10日 | Weblog
 
美瑛は一年で最も過ごしやすい時期を迎えています。
暑くもなく寒くもない、極めて快適な季節です。
長い冬を耐え抜いてきた、まさに自然からのご褒美です。
これが永遠に続いてくれればと願うのですが、残念ながらそうは甘くはありません。

先日、そんな快適な天候の元、白金ビルケの森で植樹を行いました。
私の所属しているロータリークラブの活動の一環で、毎年恒例の慈善事業です。
今年は山桜の苗木10本と白樺10本を寄贈、植え付けました。
5年ほど前に植えた山桜は立派に育ち、昨年あたりから見事な花を付け始めました。
植樹は10年後20年後を見据えての息の長い活動ですが、何年かするとここも桜の名所になってくると思います。
いつしかカレンダーなどにも登場してくるかも知れませんよ。


チャイブ咲く頃

2010年06月08日 | Weblog
 
事務所前のチャイブが今にも咲き出しそうです。
我が家でもこのチャイブやラベンダー、マーガレット、そしてルピナスなどを植えていますが、忙しさにかまけて手入れが行き届きません。
裏のトトロの森(私が勝手に呼んでいる雑木林)は、町内会の一斉道路草刈りの時についでに刈り込む程度。
あたりはいつも草ボウボウです。
花畑はこうは行きませんから草取り名人の方々に手入れをお願いするのですが、今年は例年になく綺麗につぼみが生えそろっています。

アップしたチャイブの写真はかなり以前に撮影した拓真館のチャイブ畑ですが、初代館長から我が家にも一株いただいた経緯がありました。
このチャイブが咲き始めると決まってその当時を思い出しますが、その後拓真館近辺の商用目的での撮影は禁止になってしまい今では全く縁遠くなってしまいました。
以前のように、写真家にも自由に開放していただき、撮影出来るようになれば良いと思っています。

Mamiya 645PRO,SEKOR 35mm,1/8sec. f/22 RVP

赤光の大地

2010年06月05日 | Weblog
 
前述している条件がそろうとこんな風景にも出会えます。
火山灰地の白い大地が、一変赤光の大地に変貌します。


今日はこれから青森に。
気温も上昇してくるようで、初夏の青森を満喫できそうです。

Hasselblad 500C/M,Sonnar 150mm,1/4sec. f/22 RVP

小麦鮮烈

2010年06月04日 | Weblog
 
光線状態を話題にしていますが、このカットは2011年版(来年用)大型カレンダーに使用している写真です。
まさしく麦秋鮮烈。
オレンジ色に輝く小麦の帯が鮮烈に浮かび上がっています。
もちろんフィルターなどはいっさい使用しておりません。
太陽光線が作り出す「写真の妙」といったところでしょうか。
日中真上にある太陽に比べ、夕方の光は斜めに大気圏を通過してきます。
この長い経路の中で可視光線の青系の光は拡散により減少してしまいますが、残った赤系の光だけは波長が長く遠くまで届きます。
夕日が赤く見えるのはそのためで、この光が朱色に色づいた小麦などを照らすと、それが更に誇張され見た目以上に赤く写るのです。
私の経験からですが、この写真のように暗雲が立ちこめ今にも雨が降りそうな時に、西の雲間から夕日が差し込むような条件が最も赤く色づきます。
また、このような場合1絞りほどアンダーに撮影するのですが、空が明るいと力が抜けてしまい麦畑が誇張されません。
欲をいえばこのカットも、空一面暗雲なら更に力強い仕上がりになったと思うのですが、そこが少し惜しまれるところです。

Hasselblad 503C/W,Sonnar 150mm,1/4sec. f/22 RVP

SUNSET

2010年06月02日 | Weblog
 
美瑛は晴れたり曇ったり。
最近は珍しいほど天気予報が当たっています。
明日から崩れそうで、勝手な言い分ですがこちらは外れてもらいたいところ。

一昨日に引き続いて同じ場所でのカット。(ちょっとしつこいですが・・)
まさに今、西の空に陽が沈む直前の写真です。
赤く染まった太陽の光が大地や山並みを照らし出して、一層フォトジェニックに演出してくれます。
この時間帯の撮影が好きで、ギャラリーでもこのような作品を多く展示していますが、あまり一般的では無いようです。
特にアマチュア写真家の方々は決まって、
「この写真はフィルターをかけてるな」とか、
「プリント時に相当色を付けている」などと批評されるのです。
ちょっと意外ですね。
日中の撮影も良いのですが、作品を造るにはこんな時間帯の方が断然フォトジェニックな仕上がりになること間違いないと思うのですが・・

CANON EOS-5DMark2 70~200mm F11 AE