
数百年の歳月を経たトチノキは、天空を目指して屹立する。
美しい青空と、白い雲と、清々しい空気が、山の老人を優しく見守る。
誰もが、一人で生きているわけではない。
助け合っていることを忘れてはいけない。

私の人生もそうだった。
これまで何回も死にそうになった。
山で落ちたこともたくさんあった。
でも不思議なことに、危険な状況になったときには、いつも大きな力が助けてくれた。
かすり傷一つ負わない状態で生き残ってきた。
そのたびに、人と自然の暖かさを感じてきた。
取り立てて誇張するつもりはないが、奇跡だと思ってきた。
自分を信じて負けないことだ。
そして人に見えないところで努力をすることだ。
がんばれ、子供たちとともに。
