2012年に京都大学出版会から「温暖化の湖沼学」と本を出版した。
この中で、東京大学の北澤大輔氏が琵琶湖の将来予測を行っている。
21世紀末に
ケース0:気温が上昇しない場合
ケース1:気温が2.5℃上昇する場合
ケーズ2:気温が5.0℃上昇する場合
の3段階だ。
最悪のケース2の場合には、表面平均温度が21℃、湖底平均温度が12℃になる。
湖底付近は無酸素化し、リン酸態リン濃度が1980年代の富栄養化時代に逆戻りする。
さて、これが何を意味するのだろうか。
水温の上昇は、生態系の大きな変化をもたらすだろう。
あまりよい結果は期待できない。
行政はどう対応しようと考えているのだろうか。