板倉先生を偲ぶ
(4)びわ湖トラストの立ち上げ
滋賀県が自律型潜水ロボット「淡探」の運航を中止した時、予算復活に向けた署名集めに最初に立ち上がってくれたのが板倉先生だった。
2008年1月1日に、NPO法人「びわ湖トラスト」を立ち上げるための発起人会暫定代表として次のような文言を発していた。
そして、4月には比叡山の山田理事長を迎え、8月には正式にNPO法人として発足した。
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(未来の子供に琵琶湖を繋ぐ)地球温暖化から琵琶湖を守るには、「情報公開と連携」が必要です。
また、緊急かつ大規模な調査や適切な技術開発も必要です。
しかしながら、現状では、精度の高い琵琶湖の調査研究や情報提供をおこなうことができません。
このたび、このような事態を憂慮した有志が集まり、できる限り多くの賛同者からさまざまな形の協力を募り、最先端の調査船や計測機器を共同運用し、琵琶湖の調査研究や水質改善技術の展開を支援し、最新の琵琶湖情報を迅速に公開するとともに、将来わたって健全な琵琶湖の保全のための連携を行うことを目的として(仮)NPO法人「びわ湖トラスト」を設立することになりました。
つきましては、上記事由をご勘案いただき、NPO法人「びわ湖トラスト」の発起人として御参画いただきますよう、お願い申し上げます。
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板倉先生、永い間、本当にありがとうございました。
先生のご厚情は決して忘れません。
感謝