稽古は順調に進んでいる。
役者の皆さんは協力的で、稽古は楽しい。
何度も言ったけど、
今回のお芝居は「新作」だけれども去年の今頃書いていたもので、
昨年十月の「うらをかえせば」の書き直しより、
四月の「春の遭難者」よりも前に書いたもの。
だから新作だけれど前に戻っているような、
馴染みはあるけど新しい様なそんな感覚。
台本ができたいまとなっては、8月の公演のことが半分、
あと半分は、その次の公演は何を書くかということがとても気になっている。
それと同時に今後のことなんかも。
私の書くものはそんなに派手なものではないし、
日常のささいな物語ばかり。
演劇向きではないかもしれない。
でもやっぱり、お芝居が一番楽しいと思うし、
今こうして毎日稽古できるだけでも、
私にとってはちょっとしたキセキなのだから、
次に繋げていけるように、
まずは目の前の公演をしっかりがんばろう。
次のことは終わってから、とにかく8月です。