もうすぐ次回公演の顔合わせがあって、Ｂ.ＬＥＴ'Ｓ 主宰であり、この集まりの主催である私は、ハラハラドキドキ。
眠れぬ夜を過ごしています。
でもその前に、ご報告させていただきたいことがあって。
それは時々このブログに登場する友人で俳優の石川理恵さんについてです。
２００９年から２０１１年までの２年半、Ｂ.ＬＥＴ'Ｓの全公演に出演してくださった石川理恵さんが次回公演からしばらく出演されないことになりました。
彼女は只今妊娠中で、スリムだった彼女が見るたびふくよかになり、「ふとりすぎた、やせなければ」と言っておられます。
彼女の出産予定日の一週間後にＢ.ＬＥＴ'Ｓ第10回公演の本番。場所は違えど、同時期にまた一緒にがんばれるなんて、こじつけでもこういうの縁っていうのでしょうか。
東京で演劇公演を行うようになってから、全ての作品に出演してくれた彼女はＢ.ＬＥＴ'Ｓの顔ですので、楽しみに見守ってくださった皆様にはやはりご報告させていただこうと思いました。
ビーレッツは劇団ではないので私がどういう立場でこういうことを書けばいいのかわかりませんが、彼女がいなくてはこんな風にはやって来られませんでした。
彼女がいたから書けたこと、彼女だから伝わった気持ち。 だけど感謝とか恩とか縁とかそんな言葉とは少し違って達成感に近い様な……ひとりよがりかもしれませんが一緒にたたかってきたと思っている人ですから。
いつか一緒にお芝居が出来なくなることがあったら、きっとこういう幸福な理由だと思っていましたので、まさに思っていた通りの理由で、思っていた通りの自然な形の区切り。
そこには思ってた通りの寂しさもありました。
もちろん今まで通り、彼女の姿は私のブログに登場すると思いますし、そのうちに彼女の赤ちゃんも登場したり…今まで通り彼女を近くで応援したいし、ここには書ききれないありがとうとおめでとうを伝えて行こうと思います。
でもこれは少しだけ区切りでもありますので。
だから人生の大仕事を目前に控えた石川さんに無理を言って「ひとことコメント」をお願いしました。
私が出来ることは目の前の公演を変わらずやり遂げて行くことしかありませんが、その先にまた彼女の演劇人生と交差する時間が来ればいいなと思っています。
まずは次回公演に向けて。
まったく……いつもお願いばかりで本当に申し訳ありませんが、
これからもビーレッツと、石川さんと、私を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
滝本祥生
石川さんより
こんにちは。石川理恵です。
ご紹介いただいたように、今はもうすぐ生まれてくる命がお腹に宿っています。
ビーレッツでの二年半は、いろんな事がありすぎて、ひとことではとても収まりそうにないのですが、
ビーレッツに出演するきっかけになった日の事は、今でもはっきり覚えています。
滝本さんが脚本提供した舞台に、私が出演していて、稽古場に見学にこられた後、山の手線でいっしょに帰った時に声をかけて頂きました。
即返した私に「よかった～。あたしな、アホな子とやりたいねん」といい、ニコニコしている滝本さんをみながら、直感的に、私、この人とあうかも！ と思ったのでした。
これからは、一人のビーレッツファンとして舞台を観劇する側で、
私が好きな沢山の言葉を、これからは客席できく事になり、寂しさもあるけれど、それでもやっぱり楽しみな気持ちで
いっぱいです。
記念すべき10回公演は、福島で陣痛に耐えながらヒーヒー言っているだろう時期で、観劇はできないけれど、滝本さんもきっと稽古でキーキー言っているはずなので、いっしょですね。
長くなってしまいすみません。
いつか…というと、やってこない未来みたいな気がしますが、いろんな事がおちついたら、また作品作りの側で関わりたいなって、思っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今後もビーレッツをよろしくお願いいたします!!
石川理恵