この日で稽古は3回目、一幕の台本を渡すのも3回目。
何度か書き直しを経て、ようやく「わたしの綺麗なスミレを買って」
一幕が始まりました。
現代の物語ではありますが、この日のつっちーはなぜか和装。
理由は「お稽古帰り」だからです。
ひととおりの読み合わせの後、
私からの大雑把な場所の説明と、思い描いているだけの装置のイメージを話した後、
「じゃあ、立つ?」
と、いつも通りさっさと立ち稽古開始。
説明が大雑把な分、入口じゃないところから入ってきたり、壁を突き抜けたりする人も続出する中、ざわざわと稽古は進んで行きます。
今回初めての方もいらっしゃいますし、
本日来れなかったキャストの代役をやってくれた方もいらっしゃいますし、
なかなか稽古に参加できない方もいらっしゃいますが、
動き始めた役者さんはイキイキと、たのもしく、人にも役にも急に血が通い始めるから不思議です。
「じゃ、覚えてきてください」と言って終わった、次の稽古は一週間後。
役者さんに追いつかれない様に少しでも先へ進まないと。