今日は稽古が休み。だからといってやるべきことがたくさんあって、この時期休んでいる訳には行きません。
４年前の初演の時、どうしてもこの作品を作るべきだと信じて上演し、だけど何にも変わらなくて。
変えようとか、変えたいとか思っていたわけでは決してないけれど、変わるかもしれないって恐怖心みたいな物が常にあって。でも終わってみればもちろん何も変わっていなくて。
あの時覚えた私の「覚悟」みたいな物はただの自己満足で、結局は見た人も演じた人も傷付けてしまっただけなんじゃないかって、その後はしばらく沈んだ気持ちから抜けられずにいました。
だけど戯曲賞の審査の時、一人の劇作家の方に「時代に合わせて書き直しながら、何度も上演していけばいい作品」という意見があって、ようやくただ誰かを傷付けるだけじゃなかったのかもしれないって、少しだけ救われた思いがしました。
今も初演時に感じた同じ恐怖心はあるし、きっとまたしばらく沈んだ気持ちから抜け出せなくなると思いますが、時々はその言葉を思い出し、強い気持ちで残りの日々、「春の遭難者」を作って行こうと思います。
出演者６人で支え合いつつ毎日稽古しています。
お申し込み受付中です→こちらから
この機会に是非、ご覧いただけたら幸いです。
２０１３年２月５日(水)～１２日(水)
/5(水)19:30
/6(木)19:30☆
/7(金)19:30
/8(土)14:00／19:00☆
/9(日)14:00
/10(月)19:30
/11(祝)14:00／19:00
/12(水)14:00
☆の日程はアフターイベントがあります
☆２／６（木）１９：３０終演後
ノンフィクション作家 小川善照さん
「我思うゆえに我あり 死刑囚山路悠紀夫の二度の殺人」小学館ノンフィクション大賞優賞、
昨年１０月「ノーモア立花明日香」を出版。
「犯罪被害者」に焦点を置きお話をお伺いしていきます。
☆２／８（土）１９：００公演終了後
弁護士 末吉宜子さん
「春の遭難者」のテーマである「性犯罪」について、
専門的な立場からお話をお伺い出来ればと思います。
前売\3300（全席自由）
前半割\3000（5,6,7日・予約のみ）
学生\2800(予約のみ)
当日\3500