最近すこし時間が出来た私は、好きな戯曲やシナリオを読んでは自分なりに箱書きに書き直すようなことをやっている。
自分なりにやっているので為になっているかどうかは分からないけれど、恥ずかしながら今までこういうことをやったことがなかった。
なぜこのシーンがそこに入っているのか、そのセリフがどうしてもう一度ここで繰り返されているのか、作者の意図みたいなものが伝わってきて普通に読むよりもなんだか面白い。
面白いけれど、自分の下手さを目の当たりにして落ち込む。
そうして作者がどうしてもその物語を書きたかった気持ちや、そのセリフに込めた想いみたいな物に触れると、尊敬や羨望や自己嫌悪や、色んな気持ちが迫ってきてまた胸が苦しくなるのです。