渋谷ヒカリエの劇場シアターオーブから見下ろした渋谷のスクランブル交差点。遠くてぼけています。
新宿のビル街。
こういう景色を見ると、私いまでも混乱する時があります。東京にいる事を確認するまで2秒くらい。
渋谷ヒカリエが出来たのはもうずいぶん前ですが、こんなに贅沢で美しい劇場があったなんて知りませんでした。
渋谷のシアターオーブで「ブリング・イット・オン」→☆というミュージカルを観てきたのですが、とても面白くて。
根がひねくれているからか私は観劇では滅多に泣いたりしないのですが気付いたら泣けてきて。
いかにもアメリカっぽい「チアリーディング」の話らしく、お決まりのスポーツ・青春・友情モノなのかなーなどと想像していたら、想像を裏切らないお決まりのストーリー。
なのになんでこんなに感動するのか、考え込んでしまいました。
もちろんダンスも歌もすごいし、友情、青春、女の子と、私が弱いものがたくさん並んでいるし、滅多にミュージカルを観ないということもあるのですが…セリフがいいのです。
大胆で繊細、さすがブロードウェイミュージカルだと妙に感心。
なのに観劇して暫くしたら妙に気持ちがふさぎ込んできて、どうやらいつも使わない心の奥を刺激されて普段考えない色んな事が頭に浮かんできて、感動する忙しさと演劇の力を思い出したひとときとなりました。
27日までやってる「ブリング・イット・オン」とは「かかってこい」とかそういう意味だそうです。