日本放送作家協会主催、東京作家大学の新講座「Net Movie Circus」のサンプル映画を撮影しました。
映画といってもたった100秒のショートドラマ、条件はスマホで撮影すること。
たった100秒でも、スマホでも、映画を撮影するために撮るのは初めてで、製作は思ったより大変で。これを書いているうちにいろいろ思い出してきました。
とりあえず脚本を書いて、見よう見まねで作ったものを、脚本家の冨川元文先生に見てもらったらボツとなって撮り直し。
次の撮り直しの前にちょうど脚本家の土橋章宏さんの映像作品の撮影のお手伝いをする機会があったので相談したり、その時に助監督として手伝っておられた映画監督の中澤香織さんにいろいろ聞いたり。
それから冨川先生に、再度脚本のダメ出しと撮影のアドバイスを貰って再び撮影。
最初は絵コンテも書かずに雰囲気で作ったので、やはりきちんと教わって準備しないと、時間も費用も無駄になってしまうことを実感しました。
なにぶん初めてですので決してうまく撮ることはできなかったのですが、今から思うと全て楽しい経験で。最初の映像とてもじゃないけど見せられませんが、これでも最初のものよりは良くなったと思います。
ボツ作品も含めて撮影に長時間お付き合いいただいた、出演の山本麻貴さんと、劇団員の大田康太郎さんには、その他助監督業や照明やロケ地の手配まで何でもやってくれました。
撮影1日、編集2日のスマホ100秒映画でしたが、初めにも言ったようにとにかく楽しくて、映像の難しさと楽しさが少しわかりました。
演劇とは全然違う刺激を受けたのは私だけじゃなく、「こんな風に手軽に、身近に映像作品が作れるならまたやりたいね」と、俳優の二人とも話していました。短歌や俳句を作るみたいに、短い映像で気軽に何かを表現する人がもっと増えればいいと思ったし、私も機会があればまた作りたい気持ちです。
作品はWEBサイトに掲載されているのですが、つい先日まで渋谷で上映されていた「イノセント15」などを撮られた映画監督の甲斐博和監督の隣に並べていただいて本当に恐縮しています。
上記のような事情を踏まえていただいた上で、もしもよろしければ、ぜひとも温かい目で、ご覧いただけましたら幸いです。m(__)m