9月に韓国へ行った5日ほどの間に鉢植えがひとつダメになってしまって。
そこで、新しく購入したハツユキカズラだけど、ハツユキカズラといわれるゆえんのひとつであろう、白やピンク色の新芽が、成長と同時に日々緑色になってきて、少しつまらない。
それでも、なぜかいつも育たず枯れてしまう3つ目の鉢の新しい住人が、このまま元気に育ってくれたら嬉しい。
なぜ、この3つ目の鉢が安定して育たないかは謎だ。
どうでもいい話だけど。
今日から立冬らしいけど、冬とはとても言いにくい温かさと秋晴れに、最近では洗濯ばかりしている。さすがにそろそろしまうべき夏服を、片端から洗い、片付けている。
私は、洗濯をするのが好きなのだ。
洗うのも干すのもたたむのも。
だけど、それをそれぞれの場所にしまうのは嫌い。
せっかくきれいになったものをまた狭く窮屈な場所にしまう作業が、前向きなものには思えない。
どのみちしまうのだけれど。
これも、どうでもいい話。
最近BSで昔の人気ドラマ、「阿修羅のごとく」がやっていて、若い日の深水三章さんを見ていた。
深水さんは若く元気で生きていて、私の知らない人の様だった。
でも、声だけは同じ。
三年前に父が亡くなって、その一年後に深水さんが亡くなった。
目に入る景色が東京だからか、一昨年の今頃ずっと一緒に公演をしていたからか、あんな亡くなり方をしたからか、父よりも深水さんのことをよく思い出す。
比べて、父には悪いけど。
あんな風に、突然、人がいなくなることを初めて知った。
私が人生で一番傷ついた出来事を話したら、机を叩いて笑った人なのに。
あの時は本当にひどい人だと思った。
思い出すのはそんなことばかり。
もうすぐ、深水さんの命日の年末がせまる。
3つ目の鉢が育たないのは、私には多くの鉢植えの世話は難しいのかもしれない。でもハツユキカズラは大事にしよう。
クローゼットにしまう夏服には、好きな香りの芳香剤を買ってきて一緒にしまおうと思う。
大切な人の不在には、いつまで経っても慣れるはずがない。
日々と、まわりの人々を大切にしなくては。
