検診のたび、血圧が低いと言われる。
先日も検査の機会があって、血圧が低いと言われて別検診が追加となった。結果なんともなかったけど。別の機会では「これじゃ、朝うごけないでしょう?」と心配そうに言われた。
高血圧になったことがないので、朝がそんなに機敏に動けるものなのか、私には分からない。
自分では「朝だから動けない」と思ったことは特にないし、どちらかというと朝は強いと思ってきた。目覚ましナシでも起きられる。
思いあたることがあるとしたら、日々なんとなく気だるいことや、昼食のあと我慢できないほど眠くなること。職場では食後に寝ることができないので、つらくて食事をしたくないほど。
体がだるいのは運動不足の極みだと思ってきたし、食後眠くなるのはただの怠け者だと思ってきた。のろくて判断も遅くて、毎日自己嫌悪の連続、つらいとしたらそれがつらい。
でも、もしかすると血圧が低いことが関係あるかもしれないと初めて思った。もちろんそれだけじゃないし、至らないところは改善はすべきだけど。でも、私の知り合いで仕事も判断も早そうな人たちはなんとなく血圧が高そうだ。
血圧は性格に関係あるのかもしれない。
そう思ったら自己嫌悪も少しだけ軽くなった。
で、この日は忙しくて、検診のあと東浦和まで行かなくちゃいけなかった。
ここに何度も出てくる96歳の老紳士の取材。新しく入られた老人介護施設まで行くことになっていた。
検診のため前夜から何も食べてなかったので、お腹が空いていた。たまたま入ったお店のご飯がとても美味しかった。
食後また眠くなって、うっかり電車を乗り過ごしそうになった。
そのあとの老紳士の話が面白くて、少し血圧が上がった気がした。