平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

F1 イタリアGP

2020年09月07日 23時55分51秒 | F1・モータースポーツ
昨日はF1のイタリアGPでした。先週末はベルギーでしたが、
今週からイタリア2連戦で、モンツァ、ムジェロです。
イタリアは10月末から11月にかけての週末もイモラがあるので、
計3回もグランプリが開催されます。しかも全部違うサーキットで。
本来なら熱狂的なフェラーリファンのティフォシで盛り上がるところですが、
今年はコロナで無観客だし、今のフェラーリの状態では声援ではなく怒号が飛び交うかもしれません。

今回のイタリアGPは、なにはともあれガズリー初優勝おめでとう!!!
先週のベルギーGPも一際乗れている感じでハードタイヤながら序盤からオーバーテイクしまくり。
セーフティーカーでポジションを一旦失ったあとも、プッシュしてオーバーテオクショーを見せ、
「ドライバー・オブ・ザ・デイ」にも選ばれたし、今週末もフリー走行ではレッドブル・ホンダよりも
いいタイムを出したりと今週末も期待していました。
しかし予選は10番手にとどまり、オーバーテイクしにくいサーキットなので今回は難しいかと思いきや、
先週末はアンラッキーなタイミングでのセーフティーカーが今回はラッキーにもガズリーがタイヤ交換を
した直後というタイミング。おまけにこのセーフティカーは直後はピットは閉鎖状態だったが、
なんとメルセデスがトップのハミルトンをピットに入れタイヤ交換するミス。アルファロメオのジョビナッツィも同じ。
これによってハミルトンとジョビナッツィはペナルティで審議となり、10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティとなる。
ピットオープン後ほとんどのチームがタイヤ交換後、ハミルトンがトップ、2番手にステイアウトしたレーシングポイントの
ストロール、そして3番手にガズリーとなり、これはガズリーに否が応でも期待が高まる。
残念ながらレッドブル・ホンダは今回は不調。アルボンはこの時点で接触によるマシントラブルをかかえていて。
フェルスタッペンはスタートに失敗しDRSトレインの中に沈んでいたのである。
そうこうするうちに今度フェラーリのルクレールがコースアウトしてタイアバリアに突っ込むアクシデントが起き、
今度は赤旗中断となる。全車ピットでタイヤ交換となり、スターティググリッドにて再スタート。
このスタートでガズリーはミスしたストロールを抜いて2位に。そしてハミルトンがペナルティでピットに入ってので、
なんとトップに!もうタイヤ交換はないので後はひたすら逃げることに。直後の2番手がアルファのライコネンだったのも
ガズリーにはラッキーだった。ライコネンはガズリーを追えず逆に後ろを少し抑えてくれたことになったからだ。
そのライコネンをパスしマクラーレンのサインツが2番手になると猛追がはじまりガズリーもいいペースで逃げるも
徐々にタイム差はなくなり、ついにファイナルラップはDRSの圏内の1秒以内に。しかし、これをしのぎきってガズリーが優勝!!!

いや~、本当にしびれた、ガズリー素晴らしい!!さらに2戦連続の「ドライバー・オブ・ザ・デイ」にも選ばれた。
思えば昨シーズンは、シーズン途中でトップチームのレッドブルからトロ・ロッソに降格され、
さらにはベルギーGPでは、親友のアントワーヌ・ユベールが事故で亡くなったりと精神的にもハードなシーズンだったはず。
それでも腐らずトロ・ロッソでは、ブラジルGPで当時の自身最高位の2位になるなど結果をだし、
今シーズンもアルファタウリ・ホンダのドライバーとして結果を残してきている。
そんなガズリー、喜び爆発でしたね。しかしポディウムでのシャンパンファイトが終わった後に
1人残って物思いにふけってる彼の姿を見て、亡くなった親友のことを思っているのか、
セカンドチームに降格されたが優勝をつかみとって、今までの道のりを思い返しているのかと、
あれこれ思いながら見ていると、こちらも胸が熱くなりました。

ちなみフランス人ドライバーの優勝は、1996年モナコGPのオリビエ・パニス以来です。
その時のパニスのマシンはリジェ無限ホンダで、無限ホンダの初優勝でもありました。

そしてアルファタウリにとっては地元のイタリアGPで、2008年ベッテル以来場所も同じイタリアGP以来の優勝です。
またアルファタウリ・ホンダにとっては、パートナーとなって記念すべき50戦目のレースでした。
それをアルファタウリの地元イタリアGPで優勝という形で飾れたのは本当に素晴らしかった。
ちなみにクビアトも9位入賞でポイントをとり、アルファタウリ久しぶりのW入賞ということで花をそえた。

思えばマクラーレンに契約途中で契約を切られ、F1から撤退かという時に手を差し伸べてくれたのはトロ・ロッソでした。
レッドブルオーナーのホーナーの深慮遠謀あったとは、当時はトロ・ロッソオーナーのフランツ・トストさんは
ホンダにとっては恩人と言っても良いでしょ。一番辛い時期から苦楽を共にしてきたので今回の優勝はホンダにとっても
一際感慨深い勝利になったのではないでしょうか。

しかし、その反面レッドブルは今回のGPではいいところがなかったと言っても良い。予選でメルセデス以外のマシンに
前に出られるのは致命的だ。フェルスタッペンをもってしても抜けないサーキットはあるのだから。そのフェルスタッペンの
マシンは最終的にはエンジントレブルでリタイアになり、痛いノーポイントだ。アルボンは完走するものの15位ノーポイントだし。
まあ、アルボン接触でマシンが壊れていたのもあったが、予選も全然ダメだったしね。レッドブルはセットアップが今回全然ダメ。
どのサーキットでも結果でるようにしないとね。ホンダには、まだまだ頑張ってもらわないとね。
メルセデスはハミルトンはペナルティ、ボッタスはスタートに失敗したが、ちゃんとポイントを取ってるのはさすが。
ハミルトンの最下位からの怒涛の追い上げは凄かったし。
それしてもフェラーリは地元イタリアGPで2台ともリタイアと悪夢のような結果。次週もイタリアだけど大丈夫かな。
無観客じゃなければ、暴動でも起きそうな今の成績だ。

さて今回のGPでは、もう1つトピックが。1977年にフランク・ウィリアムズが立ち上げた名門ウィリアムズから、
ウィリアムズ家が離れることになったのだ。
ここ最近は下位に低迷し、資金繰りも苦しくなっていたがアメリカの投資会社ドリルトン・キャピタルへの売却が決まった。
ドリルトン・キャピタルおよびウイリアムズ・グランプリ・エンジニアリングのチェアマンを務めるマシュー・サベージは、
クレア副代表が残るように予定していたが、クレアは「私たちがこのスポーツから退くのに適切なタイミングであると感じます。」
とのことでウィリアムズ家は、今回のグランプリをもってチームから離脱することになった。

コンスタラクターズタイトル9回、ドライバーズタイトル7回を誇る輝かしい歴史。
ウィリアムズでチャンピオンになったドライバーは、アラン・ジョーンズ 、ケケ・ロズベルグ、ネルソン・ピケ、ナイジェル・マンセル、
アラン・プロスト、デイモン・ヒル 、ジャック・ヴィルヌーヴだ。
今後もウィリアムズという名称は残しての活動にはなるが、ウィリアムズF1の一つの歴史が終わったグランプリだった。
チェッカーを受けた2人のドリライバーが、それぞれクレアに感謝の言葉を無線で伝えていたのはジーンときました。

色々あったGPでした。しかし感傷にひたってる暇なく今週末も3連戦の最後のレースです。



















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コメント (2)
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