平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

薬の神じゃない!

2020年10月18日 23時54分52秒 | 映画・ドラマ・アニメ
土曜日に名古屋で観た映画の2本目は、「薬の神じゃない!」です。
これは、実際に中国であった実話を基にした映画ということで観ることに。
中国の映画って、あんまり観たことがないのですが、最近「クライマー」を
観たばかりなので、結構立て続けに観る感じになっています。


あたすじは、2014年に中国で実際に起こり、中国の医薬業界の改革のきっかけともなった
ジェネリック薬の密輸販売事件を映画化。上海で小さな薬屋を細々と営むチョン・ヨンは、
店の家賃も払えず、妻にも見放され、人生の底辺をさまよっていた。ある日、血液のがんである
慢性骨髄性白血病患者のリュ・ショウイーが店にやってきた。彼は国内で認可されている
治療薬が非常に高価なため、安くて成分が同じインドのジェネリック薬を購入してほしいとチョンに
持ちかけてきた。最初は申し出を断ったチョンだったが、金に目がくらみ、ジェネリック薬の密輸・
販売に手を染めるようになる。そしてより多くの薬を仕入れるため、チョンは購入グループを結成する。
白血病の娘を持つポールダンサー、中国語なまりの英語を操る牧師、力仕事が得意な不良少年などが加わり、
密輸・販売事業はさらに拡大していくが……。


映画のタイトルからニセ薬を売ってのサギ師の話かなあとか思ってたら、全然違った。ニセ薬ではなく、
ジェネリック薬で認可がとれないのも高額な薬を売ってるスイスの製薬会社の圧力のせいで、主人公も
金にめがくらんだというよりか、父親の手術等でお金がいるようになったのでという感じで商売始めるしね。
薬買いにくるのも患者が直にというよりも、医者が買いに来てたりするから、よほど正規が高すぎるだよね。
前回観た中国映画の「クライマー」と違って15年くらい前の中国なので、たいぶ現在の中国っぽくなってる。
なんか夜のいかがわしいお店もできていて、こんな店が中国にもあるんかあとか思ったりね。街並みも大都会だ。
インドは、まだこの時代は貧しかったのかなあと描写を観て思ったり、今だったらIT産業で儲かってるけど、
もうちょい後なのかな。でもジェネリック薬を開発する能力のある製薬会社はもうあったってことだから、
インドの経済が良くなる少し前なのかも。ストーリー的に展開が早くテンポがあって面白かった。
登場人物のキャラクター設定も良かったしね。主人公の妻の弟がよりによって刑事ってのがね。
でも、その刑事もジェネリック薬を使ってるので捕まえた人達から、それで命が助かっていると訴えられ逃がすし、
そういえば最後の主人公に対する判決も儲けるためでなき人助けで密輸や販売をしていたので判決は軽めだった。
なんか中国って杓子定規なイメージしかないので意外だった。判決後、主人公の輸送車を白血病の患者が
沿道にいっぱいに並んで見送るところは感動でした。
この事件を機に中国の医学業界は革命が起こり、白血病での死亡者が劇的に減少したのをみても、
いかに正規品が高額だったかがわかる。













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