平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

名もなき歌

2021年07月31日 23時59分01秒 | 映画・ドラマ・アニメ
今日は、名古屋で映画を3本観てきました。
3本とも伏見ミリオン座でスケジュールもうまく組めて良かった。
最初に観たのは、「名もなき歌」。この映画は、実際にあった事件が基なので、
観ることに決めました。


内容は、1988年、政情不安に揺れる南米ペルー。貧しい生活を送る先住民の女性ヘオルヒナは
妊婦に無償医療を提供する財団の存在を知り、首都リマの小さなクリニックを受診し、そこで
無事に女児を出産する。しかし、直後に院外へと締め出され、生まれたばかりの娘を何者かに
奪い去られてしまう。夫とともに警察や裁判所に訴えるが有権者番号を持たない夫婦の言うことは
誰も取り合ってくれない。泣きながら新聞社で窮状を訴えるヘオルヒナから事情を聴いた記者のペドロは、
事件を追って権力の背後に見え隠れする国際的な乳児売買組織の闇へと足を踏み入れる。


実際にあった事件ベースだからなのか、後味の悪いというかモヤっとした感じの終わり方だ。
ヘオルヒナをはじめ、乳児を奪われた母親たちのもとに子どもは帰ってこないし、ヘオルヒナは
さらに過酷な運命がまっている。肝心のペドロも、脅しに屈してしまった感じだった。
事件自体はペドロの書いた記事によって進展をみせたように表向きはなっているが、闇はもっと
深く深くにあるのはあきらかだった。ペドロが知り合いの政治家に解決の糸口を頼った時に、
政治家の言った、「何もできない母親の元で育つよりも、海外で養子になったほうが幸せ。」
という言葉が何とも言えない・・・。






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