平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(うた)

2023年07月09日 23時59分31秒 | 映画・ドラマ・アニメ
昨日、伏見ミリオン座で観た2本目の映画は、「キャロル・オブ・ザ・ベル」です。
この映画は、ウクライナ人脚本家の祖母の体験を基にした物語なので、事実に基づいた
物語であり、なんと言っても舞台がウクライナということもあり、この映画は観ておく
べき映画なのではと思い観ることにしました。ウクライナは、ナチスドイツに占領された
こともあり、この映画でもナチスが描かれています。夏になるとナチス関連の映画が
多く公開されるような気がします。伏見ミリオン座でも、この映画も含めて5作品の
上映を予定しています。全部観る気ではいますが。


内容は、ウクライナ民謡をもとに生まれたクリスマスソング「キャロル・オブ・ザ・ベル」を
モチーフに、ウクライナ、ポーランド、ユダヤ人の3家族が戦火に翻弄されながらも子どもたちを
守り抜こうとする姿を描いた戦争ドラマ。
1939年、ポーランド領スタニスワブフ(現ウクライナ、イバノフランコフスク)。ユダヤ人が
暮らす母屋に、店子としてウクライナ人とポーランド人の家族が引越してくる。歌うことが得意な
ウクライナ人の娘ヤロスラワは「キャロル・オブ・ザ・ベル」を歌うと幸せが訪れると信じ、大事な
場面ではいつもその歌を披露していた。やがて第2次世界大戦が勃発すると、スタニスワブフはソ連軍や
ドイツ軍の侵攻を受け、ソ連に占領されてしまう。ポーランド人とユダヤ人の両親たちは迫害によって
連行され、彼らの娘たちは家に残されることに。ウクライナ人の母ソフィアは3人の娘を分け隔てなく
守り続け、さらにドイツ人の息子も匿うことになるが……。


まずは、ウクライナというのが常に他国によって占領されている期間が長いことに驚かされる。最初は
平和とはいえポーランド領だし、そこからナチスドイツ、ソ連と移り変わる。ソ連については、他の映画
でもそうだが、はっきり言ってナチスドイツよりたちが悪い。第2次世界大戦の終わりにナチスドイツが
支配していた国を開放に来たのかと思いきや、代わりにそのまま支配しに来ただけなのだ。連邦の中の
国の中に多くのそうした国が含まれている。ソ連はナチスドイツを追い払ってやったのだから、俺たちに
従えという感じで支配下においていくわけで、この映画でもそうだがそのやり方はナチスドイツと同じか
それ以下ともいえる酷いものだ。そんな侵略によって、翻弄される一般人家族。ナチスドイツによって、
ポーランド人、ユダヤ人がまともに暮らしていけなくなり、ソ連によってウクライナ人でさえ、まともに
生きることが難しくなるという悲惨な土地に。不条理すぎて見ていて悲しくなる。子ども純粋ゆえに、
その不条理が浮き彫りになってくる感じだ。そしてウクライナの非情な戦争を強いられており、どんだけ
長い間、不条理なことと戦わなくてはいけない国なんだと胸が痛くなる。










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