土曜日、BONNIE PINKのライブに行く前に映画を2本観ました。1本目は伏見ミリオン座で、
「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」を観ました。毎年夏になると、ナチス関係の映画が多く
上映されますが、今年観るのはこれで2本目。この映画はドキュメンタリーや事実に基づいた
話しではないので、どうしようかなと思っていましたが、スケジュール的に観ることが
できたのもあり観てみました。
内容は、オーストリアの作家シュテファン・ツバイクが1942年に発表し、命をかけてナチスに
抗議した書として世界的ベストセラーとなった小説「チェスの話」を映画化。
ヨーゼフは久々に再会した妻とともに、ロッテルダム港からアメリカへと向かう豪華客船に乗る。
かつてウィーンで公証人の仕事をしていた彼は、オーストリアを併合したナチスドイツに貴族の
資産の預金番号を教えるよう迫られるも拒絶し、ホテルに監禁された過去があった。豪華客船では
チェス大会が開かれ、世界王者が乗客全員を相手に戦っていた。世界王者と船のオーナーの対戦の際、
オーナーにアドバイスして引き分けに持ち込んだヨーゼフは、自ら王者と一騎打ちをすることになる。
ヨーゼフのチェスの強さには、ある悲しい理由があった。
ホテルでの監禁の話と豪華客船での話が、同時進行してくのだが、話がアッチへいったりコッチに
いったりでわかりにくい。主人公の不安定な心理を表しているのかも知れないのだが・・・。しかも
豪華客船での話は、なんだか怪しげな展開になっていくしね。最後で、あ~、なるほどねってところ
だが、それもわかりにくいちゃ、わかりにくい。確信をもってそういう所だよねってモノガ欲しいくらい。
それにしても、邦題が内容にあってないような気がしていて、そのことも映画内容に変なん先入観を
もたすので良くないかなあと感じる。ナチスに主人公自らチェスゲームを仕掛けた感じは全くない。
ナチスに監禁され、心理戦を持ち込まれたのは主人公だし。主人公は、ひたすら顧客の資産を守った
だけだ。それにしても今までのナチス映画と違い、主人公が横柄な雰囲気されある上流階級の人間の
せいかナチスと彼の心理戦を観ても、何故か全面的に肩入れする気持ちになれないのは。なんか
色々と微妙な感じがしたかなあ。やはり、事実に基づいてないと説得力不足かなあ。もっとも、
この原作の作者は、ナチスに抗議するこの本を書いた後に自殺している。それほど精神的に追い込まれ
ていたのであろう。それは本の主人公と重なる。原作を読んでみたいなあ。そっちのほうがリアリティが
あるかもしれない。
全般ランキング
「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」を観ました。毎年夏になると、ナチス関係の映画が多く
上映されますが、今年観るのはこれで2本目。この映画はドキュメンタリーや事実に基づいた
話しではないので、どうしようかなと思っていましたが、スケジュール的に観ることが
できたのもあり観てみました。
内容は、オーストリアの作家シュテファン・ツバイクが1942年に発表し、命をかけてナチスに
抗議した書として世界的ベストセラーとなった小説「チェスの話」を映画化。
ヨーゼフは久々に再会した妻とともに、ロッテルダム港からアメリカへと向かう豪華客船に乗る。
かつてウィーンで公証人の仕事をしていた彼は、オーストリアを併合したナチスドイツに貴族の
資産の預金番号を教えるよう迫られるも拒絶し、ホテルに監禁された過去があった。豪華客船では
チェス大会が開かれ、世界王者が乗客全員を相手に戦っていた。世界王者と船のオーナーの対戦の際、
オーナーにアドバイスして引き分けに持ち込んだヨーゼフは、自ら王者と一騎打ちをすることになる。
ヨーゼフのチェスの強さには、ある悲しい理由があった。
ホテルでの監禁の話と豪華客船での話が、同時進行してくのだが、話がアッチへいったりコッチに
いったりでわかりにくい。主人公の不安定な心理を表しているのかも知れないのだが・・・。しかも
豪華客船での話は、なんだか怪しげな展開になっていくしね。最後で、あ~、なるほどねってところ
だが、それもわかりにくいちゃ、わかりにくい。確信をもってそういう所だよねってモノガ欲しいくらい。
それにしても、邦題が内容にあってないような気がしていて、そのことも映画内容に変なん先入観を
もたすので良くないかなあと感じる。ナチスに主人公自らチェスゲームを仕掛けた感じは全くない。
ナチスに監禁され、心理戦を持ち込まれたのは主人公だし。主人公は、ひたすら顧客の資産を守った
だけだ。それにしても今までのナチス映画と違い、主人公が横柄な雰囲気されある上流階級の人間の
せいかナチスと彼の心理戦を観ても、何故か全面的に肩入れする気持ちになれないのは。なんか
色々と微妙な感じがしたかなあ。やはり、事実に基づいてないと説得力不足かなあ。もっとも、
この原作の作者は、ナチスに抗議するこの本を書いた後に自殺している。それほど精神的に追い込まれ
ていたのであろう。それは本の主人公と重なる。原作を読んでみたいなあ。そっちのほうがリアリティが
あるかもしれない。
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