平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

スパイの妻

2020年11月04日 23時52分09秒 | 映画・ドラマ・アニメ
日曜日に観た映画の2本目は、「スパイの妻」です。
自分がいつも行っている映画館では、当初上映予定がなかったのですが、
ベネチアで銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞したので、急遽上映になったよう。
会員なっている映画館で上映したくれるなら、もちろんその映画館で観ますよ。
ミッドランドに観に行こうかと思っていたので、助かった~。


内容は、1940年。少しずつ、戦争の足音が日本に近づいてきた頃。聡子は貿易会社を営む福原優作とともに、
神戸で洒脱な洋館で暮らしていた。身の回りの世話をするのは駒子と執事の金村。愛する夫とともに生きる、
何不自由ない満ち足りた生活。 ある日、優作は物資を求めて満州へ渡航する。
満州では野崎医師から依頼された薬品も入手する予定だった。そのために赴いた先で偶然、
衝撃的な国家機密を目にしてしまった優作と福原物産で働く優作の甥・竹下文雄。
二人は現地で得た証拠と共にその事実を世界に知らしめる準備を秘密裏に進めていた。
夫が反逆者と疑われる中、妻の聡子はスパイの妻と罵られようとも、愛する夫を信じて、
ともに生きることを心に誓う。そんな2人の運命を太平洋戦争開戦間近の日本という時代の大きな荒波が飲み込んでいく。


期待値が高過ぎて、意外に普通な映画といった印象かな。想像以上のことは起こらないという意味で。
ここら辺は、ベネチアで銀獅子賞というのが否が応でも期待値を高くするのでしょうがないところ。
でも、良い映画なのは間違いないけど。なんといっても、主演の蒼井優と高橋一生の演技が素晴らしい。
劇中の台詞で言うところの「お見事!」って感じである。この2人の演じる夫婦がそれぞれ人を騙しながら
生きている面があって、それが役者にも通じるところもあり、この2人の演技がはまっている。
夫の目的を知ってからのガラッと人柄が変わっていくようなところが、特にお見事!
夫は、最終的に目的を果たすため、その手を使ってきたかっていうところはお見事だったかなあ。
戦時中の日本の中では、特異な部類の人間に見られるよなあ、こんな人たちがいたら。
国家の犯罪を知った時、あの時代にあんな行動ができるなら、そりゃ日本人でなくコスモポリタンだ。
しかし、第2次世界大戦が終わってからすでに何十年たった今の世界で、自分はコスモポリタンだと
自分で宣言できる人間は、いったいどれくらいいるのか。みんな自国のことしか考えてないような気がします。










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2 コメント

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Unknown (miyumaro)
2021-03-15 22:41:32
この映画観たかったです。
上映している所が少なかったですよね。
DVDは出ているのでしょうか?
観たいです。
返信する
Unknown (タクチ)
2021-03-15 23:31:47
自分が通っている映画館は当初は、上映予定はなかったのですが、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞しちゃので急遽上映となったようです。

DVDは、もう発売されてますよ。
返信する

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