平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

あんのこと

2024年06月08日 23時59分15秒 | 映画・ドラマ・アニメ
今日は、伏見ミリオン座で映画を3本観ました。最初に観た映画は、「あんのこと」です。
この映画は、「SR サイタマノラッパー」「AI崩壊」の入江悠が監督・脚本を手がけ、
ある少女の人生をつづった2020年6月の新聞記事に着想を得て撮りあげた人間ドラマ。
ということで、実話を基にしているので、観ることにしました。佐藤二朗や稲垣吾郎が
主演級で出ているのも魅力的なところです。来週の日曜日には入江監督が来ての舞台挨拶も
あつようですが、その日はライブもあるし他の映画とのスケジュールがわからないので、
観れる時に観ようと今日観ることに。


内容は、売春や麻薬の常習犯である21歳の香川杏は、ホステスの母親と足の悪い祖母と
3人で暮らしている。子どもの頃から酔った母親に殴られて育った彼女は、小学4年生から
不登校となり、12歳の時に母親の紹介で初めて体を売った。人情味あふれる刑事・多々羅との
出会いをきっかけに更生の道を歩み出した杏は、多々羅や彼の友人であるジャーナリスト・
桐野の助けを借りながら、新たな仕事や住まいを探し始める。しかし突然のコロナ禍に
よって3人はすれ違い、それぞれが孤独と不安に直面していく。 


こんなことが現在の日本であるのかと思うと、考えさせられることの多い映画である。
また、コロナ禍がいかに人と人との繋がりを切ってしまったかが良くわかる。コロナ禍で
なけらばモデルとなった実際の新聞記事の女性も・・・と思ってしまう。更生のために
繋がった人たちとコロナ禍が原因で切れてしまってなければねと。もっと大きな事も
あるのだが、刑事と記者のところは、なんか大人って綺麗ごとだけじゃ生きてけないのかと
痛切に感じるところでもある。また正義と思ってやってることが誰かの私怨の鬱憤ばらしだたりと。
それによって救われていた人が、どうなっていってもフォローはしないのなら、
それは正義なのかとか、色々考えさられる。深くて良い映画でした。







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