土曜日、伏見ミリオン座で観た2本目の映画は、「ぼくのお日さま」です。この映画は、
ドキュメンタリーや事実に基づいた映画ではありませんが、カンヌ国際映画祭「ある視点」
部門に、日本人監督としては史上最年少で選出された作品ということと予告編を観て、
なんか暖かみを感じたので観ることにしました。主演の1人の池松壮亮 が好きな
役者だったからというのもありますけどね。
内容は、雪の降る田舎町。ホッケーが苦手なきつ音の少年タクヤは、ドビュッシーの曲
「月の光」に合わせてフィギュアスケートを練習する少女さくらに心を奪われる。
ある日、さくらのコーチを務める元フィギュアスケート選手の荒川は、ホッケー靴の
ままフィギュアのステップを真似して何度も転ぶタクヤの姿を目にする。タクヤの
恋を応援しようと決めた荒川は、彼にフィギュア用のスケート靴を貸して練習に
つきあうことに。やがて荒川の提案で、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの
練習を始めることになり……。
観ると、やはり終盤までは暖かな感じの映画でした。しかし終盤さくらがコーチの
ある姿を見たことによって一変したしまいます。50過ぎたオッサンからすると、
それはちょっとないでしょと思うのだが、中学生の女子の純粋な心はそうは受付ない
のでしょうかね。相談されたであろう母親も、偏見いっぱいそうな雰囲気なので、
正しく子供にそういうことを伝えるタイプではなさそうだしね。にしてもほっぽり
出すのは違うと思うし、だったらその前に止めるべきだった。タクヤがちょっと不憫。
ラストシーンは、まさかそこがラストとは思っていなかったので、突然終わった感じ。
ええっ!ここで終わりかよ~、めっちゃ、この先気になる~となった。アッという間に
終わった感じが強い。余韻強めの映画でした。
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