ともちの小さなGLOBE

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還暦を前に考える…性善説の愚

2019-04-19 04:46:35 | 徒然なるままに
ファーストコンタクトの時に性善説で人を捉える事は、気持ちの良い出会いに違いない…

しかし、こと人事が絡む業務において、性善説で人を見るのは、過度な期待を生み、自分の価値観を助長する中で、人を見る目を曇らせ、知らず知らずに本質を見抜けない評価をする事例を多く見てきたのも事実…
そして人事管理者が人を見抜なかったことは、双方が不幸になってしまう結果に繋がっているのが現実だ…

結局、性善説で人事にあたることは、人事管理者が良い人でいられると言う自己満足に過ぎず、仕事をしていないのと同じではないだろうか…

とは言え、性悪説…この言葉の響きは非常にネガティブな印象を受けるのも確か…
人と接して、初めから疑いの目で見てしまったら世の中は暗いものになるのも事実だ…

社会から人財を預かる以上、良い部分を延ばしてあげたいと言う意識は絶対に忘れてはならない訳で、これは必須の約束事だろう
これを広義に捉えれば、悪い部分は直し、良い部分を延ばすと言う事になる… しかしここに先に述べた「性善説」とする評価者の驕りが存在してはならない…
ここまで考えると、「性善説」「性悪説」は本質ではなく、各々を理解した上で「彗眼を持って人と対峙する」と言う言葉にすべてが集約されるのではないだろうか…

これは、人と接する時にオープンな気持ちで、過度な期待で眼が曇らないようにして、自分の中で価値観を押し付けないこと… 
「価値観を俯瞰する物差しを持つ」と言う意識に他ならない

そんな気持ちで還暦の次を見据えていきたい…




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