元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
タマツノホコリ・3~もみじ台北巻き道
奥高尾“もみじ台北巻き道”で見つけた「タマツノホコリ(玉角埃)」。ツノホコリ科ツノホコリ属の変形菌で白い半球形の担子体の直径は3ミリほど。ハチの巣状になり周りの担子体と密着して癒合している。その表面はサンゴのように美しい。
変形菌は落ち葉や朽ち木に発生する微生物で一生のうちに様々な形に変化する。粘菌とも呼ばれるが、粘菌は変形菌以外に細胞性粘菌、原生粘菌と呼ばれるグループを含めた総称になる。粘菌は18世紀にリンネによって菌類と共に植物に分類されたが、19世紀にはヘッケルが唱えた三界説で、植物界でも動物界でもない原生生物界に位置付けられた。近年になってDNA解析によってアメーバ動物(Amoebozoa)という新たなグループに分類されている。
変形菌は落ち葉や朽ち木に発生する微生物で一生のうちに様々な形に変化する。粘菌とも呼ばれるが、粘菌は変形菌以外に細胞性粘菌、原生粘菌と呼ばれるグループを含めた総称になる。粘菌は18世紀にリンネによって菌類と共に植物に分類されたが、19世紀にはヘッケルが唱えた三界説で、植物界でも動物界でもない原生生物界に位置付けられた。近年になってDNA解析によってアメーバ動物(Amoebozoa)という新たなグループに分類されている。
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シロキクラゲ
高尾山“6号路”の山道で見つけた「シロキクラゲ(白木耳・銀耳)」。シロキクラゲ科シロキクラゲ属のキノコで広葉樹の朽ち木などに発生する。全体の幅は15センチほどで半透明のとさか状裂片の塊になる。シロキクラゲはコレステロールを低下させる効果があり中国では不老長寿の薬とされ中華料理では“銀耳羹”として重宝されている。
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シロオニタケ・1~高尾山3号路
高尾山"3号路”で見掛けた純白のキノコ。傘にも柄にもゴツゴツとした突起がある。これはおそらく「シロオニタケ(白鬼茸)」だろう。テングタケ科テングタケ属で傘の直径は4~5センチ。見るからに毒がありそうだが、誤食すると下痢や嘔吐を引き起こすようだ。最近キノコの誤食のニュースを良く耳にする。今夏の猛暑でキノコの生育環境にも影響が出ており、普段食用のキノコが出る場所に毒キノコが発生しているようだ。
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ハナオチバタケ
長沼公園"長泉寺尾根”に生えている「ハナオチバタケ(花落葉茸)」。キシメジ科ホウライタケ属のキノコで秋に広葉樹の落ち葉などに発生する。傘の直径は1センチほどで背丈は3~5センチ。色は褐色型と紅色型があり当地では褐色型しか見ていない。
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フクロツルタケ
南高尾"三沢峠”付近の山道で見掛けた白いキノコ。鍔が無くシロツルタケとも思ったが傘の表面に細かい鱗片があるのでこれはテングタケ科テングタケ属の「フクロツルタケ(袋鶴茸)」としておこう。傘の直径は5センチほどで柄にはささくれがありの基部には袋状の壺がある。誤食すると死に至るほどの毒があるようだ。
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ベニイグチ
高尾山"3号路”の斜面で見つけた「ベニイグチ(紅猪口)」。オニイグチ科(イグチ科)ベニイグチ属の大型のキノコで夏から秋にかけてブナ科の広葉樹林やアカマツなどが混生する林内に発生する。傘の直径は7~9センチ。美しいワインレッドの傘で柄には網目模様がある。
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タマゴタケ・1~蛇滝道
高尾山"蛇滝道”に生えている「タマゴタケ(卵茸)」。テングタケ科テングタケ属のキノコで毒々しい色をしているが食べられる。味はあまりないが和え物では少し歯応えのある食感が楽しめる。この日は高尾山口から登りをリフトでショートカットしたが、途中でリフトから2~3メートル下にタマゴタケがいくつか見られた。また"3号路”でも見ていて今年はタマゴタケが大豊作のようだ。写真の手前は頭を出したばかりで後方は成長した姿。
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