ムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の「チドリノキ(千鳥の木)」。山地の沢沿いなどに生育する落葉小高木で、その葉はカエデの仲間らしくなくクマシデやサワシデ(サワシバ)などに似ているので「ヤマシバカエデ(山柴楓)」の名もある。その冬芽は赤い芽鱗が重なり合って美しい。
堀之内地区の農道に咲いている「ノジスミレ(野路菫)」。スミレ科スミレ属の多年草でスミレに似た濃紫色。側弁の基部は無毛で葉柄には翼が無い。人里近い低地の道端などに生育し当地ではアスファルトの隙間などに群落を作っている。スミレやタチツボスミレ等はスッキリとした顔つきだが、ノジスミレはなんとなく野暮ったい。