元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
カタクリ・2~小山田端自然公園
ユリ科カタクリ属の「カタクリ(片栗)」。早春に15~20センチの花茎を立ち上げ茎頂に直径4~5センチの下向きの花を咲かせる。花被片は6枚あり気温が低いと花被片は下向きのままだが陽が当たり気温が上がると後方に跳ね上げる。同じ花でも見るタイミングによって様々な姿を見せてくれるのでより美しい姿を見つけるのが楽しい花ではある。これは小山田端自然公園のもの。
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ヨコハマヒザクラ・3~満開
バラ科サクラ属の「ヨコハマヒザクラ(横浜緋桜)」。横浜市の園芸家によって生み出された園芸種で昭和60年(1985年)に品種登録された。オオシマザクラとタカネザクラの交雑種であるケンロクエンクマガイ(兼六園熊谷)に更にカンヒザクラを掛け合わせたもの。花弁はカンヒザクラの特徴を受け濃紅色になり花序はオオシマザクラなどのように散房状に付く。原木は本牧山頂公園に寄贈され、その他、横浜市内のいくつかの公園に植栽されている。東京都では新宿御苑にも植栽されているようだが、ここ多摩森林科学園でも見られる。昨春は終り掛けの花しか見られなかったが今年は盛期に見ることができた。
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カイコバイモ・3~片倉城跡公園
片倉城跡公園で見られる「カイコバイモ(甲斐小貝母)」。ユリ科バイモ属の多年草で日本の固有種。山梨県、東京都、静岡県の山地の林内や林縁に生育しており“甲斐”の名を付けられている。コバイモの仲間にはアワコバイモ(阿波小貝母)、イズモコバイモ(出雲小貝母)、トサコバイモ(土佐小貝母)、ミノコバイモ(美濃小貝母)、コシノコバイモ(越の小貝母)などがあり地域性が高い。
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