野鳥･12～チョウゲンボウ

　春の陽気に誘われて多摩川沿いの“かぜのみち”をサイクリング。この道は以前府中多摩川ハーフマラソンで何度も走っているので見慣れた景色。晴れていると遠くに富士山も見える。この日は府中郷土の森公園を横に見ながら下流に向かっていると是政橋付近の河川敷で樹の天辺に止まっている体長30センチほどの野鳥を見付けた。嘴の感じから猛禽類だろうがもちろん名前など知る由もない。帰宅してから近隣の公園管理者に尋ねたところ「チョウゲンボウ（長元坊）」のオスと教えて頂いた。ハヤブサ科ハヤブサ属の冬鳥でユーラシア大陸とアフリカ大陸に広く分布している。多摩川には獲物となる小鳥や野ネズミが多いので時々見られるようだ。

コスミレ･2～開花

　スミレ科スミレ属の「コスミレ（小菫）」。北海道～九州の低地に陽当たりの良い道端で普通に見られる種。スミレに比べてあまり草丈が伸びないことから名付けられているがそれほど小型でもない。東日本には側弁に毛がないものが多いが、西日本には有毛型のヒゲコスミレがあるようだ。