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アケボノスギ・6~葉

 ヒノキ科(←スギ科)アケボノスギ属の「アケボノスギ(曙杉)」。中国原産の落葉高木で和名に“杉”の名が付くがAPG新体系ではヒノキ科に分類されている。
 さてアケボノスギの葉は小さな一片が最小単位の単葉で真ん中の軸は茎(枝)になる。少し専門的になるが、葉や花は葉に付くことはなく茎に付く。写真の中央の軸(羽状の芯の部分)からさらに枝分かれしており、つまりこの軸は茎であることがわかる。落葉時は小さな葉が1枚1枚落ちるのではなく羽状のものがまとまって落ちるので落葉と言うよりは“落茎”或いは“落枝”とも言える。
 一方、大きな葉が特徴のトチノキは小葉が5枚集まったものが最小単位の掌状複葉。つまりトチノキの葉の5枚一組のものと、アケボノスギの小さな葉の一片が同じ単位のものとなる。
 この説明でハナイカダナギイカダを思い浮かべた方は流石。ハナイカダやナギイカダの花は茎ではなく葉に付いているように見える。実はハナイカダの花は葉脈上に付いているが、これは茎(花柄)と葉が合着したものであり、ハナイカダも茎(花柄)が葉脈と合着しており花はやはり茎の上にある。
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コメント
 
 
 
Unknown (山小屋)
2024-12-19 08:40:45
ナギイカダの葉っぱに見えるものは
枝であるということは知っていました。
小さな花ですが、見つかると嬉しくなります。
 
 
 
山小屋様 (多摩NTの住人)
2024-12-19 12:08:12
コメント有り難うございます。ナギイカダの花は葉っぱに乗っているように見えますね。
 
 
 
Unknown (平家蟹)
2024-12-19 12:51:05
葉の構造、複葉や単葉の区別も難しいですね。
ナギイカダはまだ見たことがありませんがハナイカダは花の位置の前後で主脈と思われる筋の太さが違うのでまだ納得できますがナギイカダはこれを見るとそんなに違いはなさそうですね。
 
 
 
平家蟹様 (多摩NTの住人)
2024-12-19 17:14:47
コメント有り難うございます。葉には色々な形態がありますね。いずれにせよ花や葉は茎に付くという説明をしました。ナギイカダの花も茎に付いています。
 
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