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野鳥・96~モズ雌2

 片倉城跡公園"本丸広場”で見掛けた「モズ(百舌鳥・鵙)」。モズ科モズ属の留鳥で日本各地に生息している。写真はメスの個体で黒い過眼線は黒褐色で短く腹部のうろこ状の模様がはっきり見える。モズは獲物を狙ってじっとしていることが多く、あまり近づかなければ私のような素人でも撮り易い。
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ラクウショウ・1~蕾

 ヒノキ科(←スギ科)ラクウショウ属の「ラクウショウ(落羽松)」。北アメリカ原産の落葉高木で湿地に生育する。日本には明治時代に渡来し公園の水辺や湿地に植栽されている。雌雄同株で花期は3~4月。写真は雄花序の蕾で長さは4~5センチ。長いものは10~20センチになる。
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コシダ・3~二又分岐

 植物やラン藻などの光合成生物は太陽光エネルギーを利用して水と二酸化炭素から炭水化物を生成し副産物として酸素を放出する。地球上の生物の中で酸素を作る機能や二酸化炭素から糖を作る機能を持っているのは光合成生物だけだが、この仕組みについては未だに良くわかっておらず世界中の研究者がその解明に取り組んでいる。
 岡山大学大学院自然科学研究科の沈建仁教授らの研究グループは2011年に、葉緑体の“PSⅡ”というたんぱく質の内部にカルシウムやマンガンが結合した分子があり水を分解する反応の触媒として働いていることを解明し『ノーベル賞級の発見』と評価された。
 今回は光合成反応を起こさせた“PSⅡ”に強いX線を100兆分の1秒という極めて短い時間照射し、反応中の分子の動きをコマ送りで観察した結果、100万分の1秒後に水分子が“PSⅡ”の中のカルシウムに結合し、5000分の1秒後に水分子が分解されて酸素原子が出現していたという。これは人工光合成の実現に向けた第一歩となる成果で本研究成果は2月1日に英国科学誌『Nature』に掲載された。沈教授は『今後は酸素原子が分子となって外へ出ていく過程を突き止めたい』と話している。
 写真はウラジロ科コシダ属の「コシダ(小羊歯)」。ウラジロと同じように葉裏が白いがウラジロとは別属で羽片が2つ、2つと分岐する様子が異なる。毎年、主軸の先端から新しい主軸を伸ばして羽片を拡げていく。
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野鳥・95~カワセミ雄3

 浅川“新浅川橋”付近の河川敷で見つけた「カワセミ(翡翠・川蝉)」。カワセミ科カワセミ属の留鳥で湖沼や清流など水辺に生息している。美しい羽色から“飛ぶ宝石”や“渓流の宝石”などと呼ばれている。もう何度も撮っているが、この姿を見つけるとやはりカメラを向けてしまう。この川では上流の南浅川でカワセミを見ているが、中流で見たのは初めてなので記録として撮っておいた。
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コセリバオウレン・3~開花

 キンポウゲ科オウレン属の「コセリバオウレン(小芹葉黄連)」。セリバオウレンの変種で本州の太平洋側に分布している。セリバオウレンの葉が2回3出複葉になるのに対して本種は3回3出複葉になる。雌雄異株で写真は雄花。花の外側に拡がる白い5枚の裂片は萼片でその内側に10枚程度の花弁がある。花の中央には雄蕊が密生している。
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ヤマブキ・2~冬芽

 バラ科ヤマブキ属の「ヤマブキ(山吹)」。春に鮮やかな黄色い花を多数咲かせる。冬芽は長さ5~6ミリの長卵形で先端は尖る。葉痕は幅2ミリほどと小さく維管束痕は3個ある。顔に見えなくもないが、肉眼ではとてもわからない。
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野鳥・94~ヤマガラ2

 小山内裏公園“鮎道”に生息している「ヤマガラ(山雀)」。シジュウカラ科ヤマガラ属の留鳥で体長は14センチほど。頭部と喉は黒く顔は白っぽい褐色になり、背や翼の上面は灰色で腹はオレンジ色になる。人懐っこく去年は長沼公園で間近で撮影できたがここでは近づくとすぐに逃げてしまった。
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アズマイバラ・1~果実

 バラ科バラ属の「アズマイバラ(東茨)」。関東地方の丘陵に生育する落葉低木で茎は立ち上がって良く分枝し枝には鋭いトゲがある。ノイバラに比べてトゲは茎に対してほぼ垂直に尖るようだ。落葉性だが冬でも一部の葉が残っている。花期は5~6月で花数はノイバラほど多くないため果実も少ない。春にノイバラとの比較をしてみよう。
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野鳥・93~アオジ雌2

 長池公園“里山”で枯れ木に止まっていた「アオジ(青鵐・蒿雀)」。ホオジロ科ホオジロ属の漂鳥で中部地方以北の山野に生息し冬には関東地方以西の積雪の無い低地に移動してくる。体長は16センチほどでスズメよりも少し大きく、おもに地上を歩き回って種子などを食べている。写真はメスの個体でオスは目の周りが黒く頭部の緑色はもっと濃い
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マルバノキ・5~果実

 マンサク科マルバノキ属の「マルバノキ(丸葉の木)」。中部地方以西の山地の渓流沿いなど分布する落葉小高木で当地では庭木や公園樹で見られる。樹高は2~4メートルで10~11月に暗紅紫色の小さな花を咲かせ果実は翌年の秋に稔る。写真は一昨年の秋に咲いた花が結実したもの。2つの花が背中合わせに咲くので果実も2つ背中合わせに出来る。
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