2018年公開のスペイン映画です。
短気からヘッドコーチを殴ってチームを首になり、さらに飲酒運転で事故を起こしたプロバスケットボールチームのコーチが、懲役代わりの社会奉仕で、知的障害者のバスケットボールチームのコーチをやることになります。
初めはいやいやでスタートし、奔放で個性的なメンバーにてこずりながら、次第に彼らの人間的な魅力に惹かれて指導にのめり込んでいきます。
チームも全国大会で準優勝するまでになりますが、自己中心的でマザコンだったコーチも人間的に成長していきます。
障害者を扱った作品ですが、少しも深刻ぶらずに、コメディタッチのエンターテインメントとして作ったのが成功の原因でしょう。
陽気で明るい楽しめる映画に仕上がっているので、本国で大ヒットしたのも頷けます。
特に、チームを構成しているメンバーを、実際に障害者の俳優陣が演じているので、場面場面にリアリティがあって、かなりご都合主義のハッピーエンディングストーリーでも、十分に説得力があります。