1985年公開の日本映画です。
台風がやってくる数日前から始まり、台風直撃時にピークを迎え、台風一過の晴天で映画は終わります。
それに合わせて高まっていく田舎の中学生たち(男子三名、女子五名)の熱狂を描いています。
それぞれに、日常生活や学校や将来に不満や不安を抱いている彼らが、台風の猛烈な風雨の中でそれらを解き放っていく姿が、子どもたちの持つ計り知れないエネルギーを感じさせてくれます。
特に、ラストの少し前で、土砂降りの中で下着姿(やがてはそれも脱ぎ捨てて)で踊り狂うシーンは、当時評判になりました。
また、学校に残ったグループ(男子二名、女子四名)とは別行動で、都内にプチ家出をした少女を演じた工藤夕貴の清新な演技も魅力的です。