1982年公開のスピルバーグ監督の映画で、世界中で空前のヒットをしました。
E.T.と子どもたち、特に主人公のエリオット少年の心の触れ合いは、何度見ても心温まるものがあります。
今のCG全盛の映画と比べると、宇宙船や特撮は手作り感満載なのですが、そんなことはどうでもいいのです。
要は、ドラマが描けているかどうかなのです。
大人たちの権力に対する子どもたちの完璧な勝利。
そう、この作品は、児童文学の王道をいく作品なのです(映画ですが)。
しかも、子どものころの心を失わない大人たちも登場し、児童文学作品が子どもだけでなく大人のためにもあることも証明してくれています。
それは、スピルバーグ自身が子どもの心を失わない真の児童文学者(映画監督ですが)だからなのでしょう。