平成の政治史について書いていますが、2012年10月発行の本なので、安倍政権は出てきません。
78ページの論文ですが、そのうち最初の3ページは論文の構成を示したものですし、21ページは政治史を駆け足に振り返ったもので、最後の13ページは註なので、実質的な論議は40ページ余りにすぎません。
紙数が限られているせいか、註にあげられた論文を読まないとよくわかりません。
それらを追っかけて読むような研究者にはそれでも良いのかもしれませんが、一般の読者には不親切な書き方です。
竹下昇から野田佳彦まで24年間で代わった首相の数は、戦後昭和期の43年間と同数の17人だそうで、いかにその間の政治状況が不安定であったかがわかります。
そういった現象とその原因については書かれているのですが、それへの対策や今後への提言はほとんど書かれておらず、あまり参考になりませんでした。
78ページの論文ですが、そのうち最初の3ページは論文の構成を示したものですし、21ページは政治史を駆け足に振り返ったもので、最後の13ページは註なので、実質的な論議は40ページ余りにすぎません。
紙数が限られているせいか、註にあげられた論文を読まないとよくわかりません。
それらを追っかけて読むような研究者にはそれでも良いのかもしれませんが、一般の読者には不親切な書き方です。
竹下昇から野田佳彦まで24年間で代わった首相の数は、戦後昭和期の43年間と同数の17人だそうで、いかにその間の政治状況が不安定であったかがわかります。
そういった現象とその原因については書かれているのですが、それへの対策や今後への提言はほとんど書かれておらず、あまり参考になりませんでした。
平成史 (河出ブックス) | |
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河出書房新社 |