役所広司主演の娯楽時代劇です。
新任の奉行が、藩の治外法権になっているような歓楽地で放蕩して、役所に一日も出仕しません。
実はこの奉行は、殿様の上意を受けて、治外法権をめぐる藩の重役たちの不正を暴きに来たのです。
まあ、遠山の金さん以来のよくある設定なのですが、にぎやかな殺陣シーンあり、男の友情あり、主人公が頭の上がらない女性との恋愛ありで、楽しませるシーンが満載です。
ただ主人公がスーパーマンすぎて(百人ぐらいのやくざに囲まれても、平然とみねうちで全員倒してしまいます)、少しもハラハラしないのが難点でしょう。
敵役のやくざの元締めの菅原文太がさすがの貫録の演技なのですが、それゆえに配下が倒されただけで、主人公にあっさり降参してしまうのには拍子抜けしてしまいました。
どら平太 [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
日活 |