バイデンに持たす手土産は「防衛費ＧＤＰ比２％」？

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岸田文雄首相は２１日午前、２２日に来日する米国のバイデン大統領との日米首脳会談について「ウクライナ情勢や経済、気候変動、核軍縮など重要な共通課題で率直に意見交換したい」と述べた。視察先の京都市で記者団の取材に答えた。

首相は「日米首脳間の信頼関係を深めることも大事だ。日米同盟のさらなる強化も確認したい」と強調。海洋進出を強める中国を念頭に、法の支配など「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けても「緊密な連携を確認したい」と意欲を示した。

　安倍晋三が、訪米する時は必ずと言っていい程「手土産」を持参して行っていたが、今回はわざわざバイデン大統領が訪日してくれるので、「防衛費ＧＤＰ比２％」を手土産にするつもりなのではないだろうか？

　自民党が、防衛費をＧＤＰ比の２％にしたいと言う理由は、自衛隊員の処遇改善等に使う気はさらさらなく、アメリカ様から使いものならなくなった高額な戦闘機や、ミサイル等を買う為の予算を増やしたいだけなんだろうと思う。

　「自分の国は自分で守る」と言うなら、日米安全保障条約に頼る必要がなくなるのではないか？

　自民党は、後ろにアメリカ様がついていると思っているから、集団的自衛権で反撃能力だとか大きな口を叩いているが、アメリカ様が必ず日本を守ってくれるとは限らない。

　日米安全保障条約
　 第五条（共同防衛）
１ 　各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する。

　何事も、「自国の憲法上の規定及び手続」に従ってでなければ行動出来ない。

　つまり、直ぐには助けられないかもと言っているのだ。

　そして、何より国連憲章から敵国条項を削除してもらわなければ、「反撃能力」だと言っている時点で不穏な動きにとられかねない。