7月の参院選で最大3.00倍の「1票の格差」があったのは違憲として、弁護士らが選挙無効を求めた訴訟の判決で、東京高裁と福岡高裁宮崎支部は30日、いずれも「合憲」とし、請求を棄却した。全国で16件起こされた無効訴訟で判決が言い渡されたのはこれで7件で、「合憲」は5件となった。2件は「違憲状態」としている。
最高裁は合区で格差が3.08倍に縮小した2016年の参院選を合憲と判断。今夏の参院選は埼玉選挙区の定数増でさらに縮小した。東京高裁の八木一洋裁判長は「わずかだが格差を縮小させ、国会の是正の決意は継続されている」と評価。宮崎支部の高橋文清裁判長は「合区の評価は分かれている」などと述べ、定数増の合理性を認めた。
「違憲状態」とした高松、札幌両高裁は「抜本的な制度の見直しが必要」などと指摘していた。
一連の訴訟は12月に判決が出そろい、その後最高裁が統一判断を示す見通し。
例えばだが、最高裁が格差2倍以上は違憲だと決めれば、後は国会で是正すれば良いだけの話ではないだろうか?
裁判官によって、違憲だ違憲状態だ合憲だと違うことは仕方のない事ではあるが、元々は一票の格差があってはならないと思う。
私論だが、選挙区を県単位にするなら有権者の少ない県を基準にして、当然だが格差が2倍を超えない範囲で、議員定数を増やすべきと考える。
とは言え、選挙区の区割りはそう簡単なものじゃないですよね。